こんにちは。
僕は狩猟を始めたことによって、今まで出会うことのなかった色々な人に出会いました。
射撃場での出会い。総会での出会い。懇親会での出会い。大会での出会い。
今回は猟場での出会い。
普通猟場では人と会わないのですが、会うこともあります。そんな偶然の出会いをまとめてみました。
縄張りおじさん
去年、僕が罠の見回りに行っていると遠くからものすごいスピードの軽トラが近づいてきました。
慌てて避けるとすごい形相のおじさんが・・・
「お前らどこのもんじゃー!!」
「ここはワシが許可もらってやっとるんじゃ!!出ていけ!!!」
と、窓を開けながら怒鳴っています。
関わらないほうが良いと、車を出しました。
「おい!!止まれ!コラァ!!!」
窓を開けて腕を出し怒鳴りながら、しばらく追いかけられました。
「どこいく!!おい!待てや!!!」
もちろんその場所は罠を仕掛けても良い場所ですし、個人の所有の場所もありません。僕も許可をとっていますし、おじさんの罠からは車で5分~10分程度離れていますし、なんなら山も一つ違います。
それでも、自分の罠の近くをハンターが通ったという事が癪に障ったのでしょうか?
僕の罠で自分の方へ来なくなることへの懸念でしょうか?
話をしたわけでは無いので、本当のとこは分かりませんが怖い体験でした。
カモは癒やしおばあさん
カモ猟は大物猟を比べ、家に近い場所で行うこともあります。
とはいえ、密集しているような場所でやるわけじゃありません。遠くに1軒とかならそちらに向かないように細心の注意を払いながら行います。
この日は、普段居ない溜池にカモがついていました。
これはチャンス。
忍び…撃ちます!
バンバン!!!
見事撃墜。
しかし、カモは水面に落ちてしまいカモキャッチャーが必要な状況になってしまいました。回収に手間取っていると、その家からおばあさんがゆっくりと近づいてきます。
僕「こんにちはー!」
おばあさん「なんか悪いものが出たのかい?」
僕「いえ、カモです。カモ猟です。」
おばあさん「カモは悪いことせんじゃろ?」
僕「ん?」
話を聞いてみると、猟友会→悪さをする動物の駆除をする組織という認識だったようです。
それで、家の近くで怖い動物(クマなど)が出たのかと思い、不安になってお話に来られたそうです。
あくまで趣味でやっており、怖いものが出たのでは無いという事を説明すると、安心していただけました。
おばあさん「そうなのね。よく分かったわ。」
おばあさん「でも…あのカモは私の散歩コースの癒やしだけん、あんま撃たんでね?」
僕はハッとしました。
カモ猟に夢中で、そういう事を考えていませんでした。
もうここでは撃たない旨をおばあさんに伝えると、嬉しそうに帰っていかれました。
ステルスおじさん
この日もカモ撃ち。
前回の反省を踏まえ、人気がない山奥の池を攻めることに。
この場所、舗装された道路から道なき道を車で10分移動し、さらにそこから歩いて10分という場所にある「絶対人が来ないでしょエリア」。
先輩と這うようにして池を覗き込み…
うーん不発。
カモはいませんでした。
先輩と「ここまで来たのに残念だったね~」と話をして振り返ると・・・
真っ黒のおじさんがじーっとこっちを見つめ立っていました。
先輩・僕「うおっ!!!」
おじさん「うぉっ!」
僕らがビックリした声で、おじさんもビックリしたようです。
よく見るとおじさんの手には銃が握られていました。
水曜日のダウンタウンの「開けたら人がいるが結局1番怖い説」状態…本当にビックリした~。
よく話を聞くと、近所のハンターで僕らと違うルートから鴨撃ちに来たそうです。
おじさん「え?あっちから来たの?僕のルートのほうが楽だよ~。」
怪しい格好とは違い、気さくな感じで「今日はいなかった?」「いつもは結構いるんだけどね~?」「いる時はマガモが多いよ~。」なんて色々と教えてくれました。
絶対人がないであろう山で、黒ずくめのおじさんに背後を取られる経験は二度と出来ないでしょう。
後日その教えていただいたルートを歩きました。
良い出会いに感謝ですね^^♪
・・・
めっちゃ険しかったぞ!!
倍以上かかったじゃねーか!!
なんだったんだ…あのおじさんは…(・∀・#)
まとめ
紹介したのは僕が印象に残ってたごく一部です。
他にも多くの出会いがあります。
その殆どが軽い挨拶程度ですれ違うか、先客が来ているので違う猟場へと向かうというものでトラブルとは無縁の出会いです。
トラブルを避ける方法は色々あります。
・人と出会わないであろう山の奥で狩猟を行う
・こちらから挨拶をする
・低姿勢で相手の話を聞く…などなど
自分にあったチョイスをしてみてください。
猟場は自分だけのものではありません。
ハンターに限らず、色々な人がそこに来る可能性があります。
驕らず、周辺の方やそこに来られる人とも上手に付き合い、楽しいハンティングライフを心がけたいですね。
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