こんにちは。
へっぽこサラリーマンのおにおにです。
僕が住んでいる場所は鳥取県つまり山陰地方。1年を通して雨が多いことで知られています。ましてや今の時期は梅雨…ジメジメとした日が続きますね。
今年の梅雨は特に長いですね…。
そんなある日ふと思いました。
僕も銃を所持して3年が経ちます。最初は無かった傷なども増えてきました。
今までサビてなかったのは幸運だったのかもしれません。
さっそく銃を保管している部屋の湿度を測ってみました。
もくじ
保管に適正な湿度
散弾銃の保管に適正な湿度は色々な意見がありまして、正確にはわからなかったですが、オリムベクスタ株式会社さんの「湿度と腐食速度の関係/温度と湿度の関係について」を参考に考えてみました。
散弾銃で主に使われている金属は鉄です。
鉄の場合、相対湿度が50%を超えると腐食速度が急激に増加するのがわかると思います。
その他の金属も含めて考えると65%以下にはしておきたい。
温度と湿度の関係も重要で急激な温度変化は無いようにしたい。
以上のデータを元に理想的な散弾銃の保管湿度は50%以下(65%を超えない)と考えて、保管しようと思います。
保管場所の湿度測定
本来であればガンロッカー内部の湿度を測定するのでしょうが、そのような設備がありませんので、部屋にあった空気清浄機を使って計測します。
最近の空気清浄機は便利で湿度の表示もあるんですね。
ペットのために導入したのですが、こんな事に使えるとは思ってませんでした。
これをまる1日ガンロッカーのそばに置いて計測。
普段と変わらない生活を再現するため、特別なことはしません。
空調も使いますし、空気の入れ替えの為に窓も開ける事とします。
測定結果
測定結果:湿度78%
写真を撮影するのに戸惑っいウロウロしていたら2%落ちました。僕が見た時は80%でした。
計測中にはもっと高い数字の事も…。
想像以上の湿度にビックリしています。
完全にサビさせに来てますよ…。
色々なサビ対策グッズ
ドライペット除湿剤
メリット
・安価
・設置場所を選ばない(下部推奨)
・どこでも買える
・水が溜まってわかりやすい
デメリット
・溜まる水は塩化カルシウムの水溶液なので、銃にふれると1発で錆びる
中身は道路の凍結防止剤にも使われている塩化カルシウム。
これが空気中の水分を吸収すると塩化カルシウムを溶かし、水溶液となる。
この水溶液が曲者で、防錆の為に除湿をしているのですが、地震などで容器が倒れて中の水溶液が銃にかかると深刻なダメージを引き起こします。
転ばないように固定する対策を取りましょう。
気化性防錆剤
メリット
・放り込むだけ(上部推奨)
・順密閉年で半年~1年継続
・水を捨てるなど手間がかからない
デメリット
・頻繁に開け締めする場所には向かない
・1個で20L対応なので複数購入する必要あり
僕が今ガンロッカー使っている商品。
有効成分が気化してあらゆるサビを防いでくれるそう。
2年間使用していますが、これのおかげかサビていない。
僕は2枚使用で問題ないですが、ガンロッカーでの使用だと計算上13個必要になるらしい。
TRUSCO(トラスコ) ゼラスト防錆
他にも気化系のおすすめ商品だとVC2-1があります。
これ1つで2年間大丈夫なようですので、僕も今度はこっちを買うと思います。
どちらにしよ有効成分は下に降りていく傾向がるようなので、ガンロッカーの上部に設置しよう。
他にもシリカゲルを用いた商品や、炭などの商品も多く存在するが、空間の湿度を取りたい場合は向かないので割愛したい。
結局は除湿機が1番
色々調べてみたが、結局空間の除湿には除湿機が1番。
ガンロッカー内部の事を思うなら除湿機+気化性防錆剤が良さそうである。
除湿機を調べるとコンプレッサー式・デシカント式・ハイブリッド式と3種類がある。
コンプレッサー式
消費電力が少なく、室温が上昇しにくいが気温が低いと除湿能力が落ちるため冬場の結露防止には向かない。音が大きい。
デシカント式
消費電力が多く、室温が上昇するが1年を通して安定した除湿ができる。動作音が比較的小さい。
ハイブリッド式
両方の良いとこを採用している。しかし、その分価格が高価になり本体も大きくなりがち。
僕の場合、洗濯物を乾燥させたいとかではなく、ガンロッカーがある部屋の湿度を下げたいという目的。梅雨の時期に頑張ってもらいたいということで消費電力も安いコンプレッサー式を買うことにした。
・11.4㍑/1日とハイパワーである。
・タンク容量も1.8㍑で比較的大きい。
・手入れも簡単
・除湿設定が3段階で選べる
・本体が軽い事
・余分な機能がなく比較的安価
以上の理由によりこれを選んだ。
次は実際に導入してみて、湿度の変化を見てみよう。
除湿機の効果
届いた除湿機はこれ。
適当な場所に設置して6時間タイマーで連続運転してみた。
水が止まらん!!!
確認してみると1.8㍑タンクの容量半分位以上に水が溜まっていた。
これほどとは…。
これは期待が持てそうだ。
測定結果
連続運転の1日後に測定。
もし満水になったら自動的に止まりますのでそこで測定。
ガンロッカーの近くに配置。
測定開始からみるみる湿度は下がり、2時間後には45%になっていた。
空気清浄機が給水マークが出るくらいに除湿されているのがわかる。
測定結果:45%
もっと下がるかと期待したが、24時間後も同程度の結果であった。
水は満水一歩手前まできていた。
これはこの空気清浄機の表示の下限が45%の可能性もある?
目標達成
湿度について悩まされていたが、除湿機を導入したことで、目標だった50%以下をクリアすることが出来た。
空気清浄機の表示下限の可能性もあるが、40%であっても問題は無いだろう。
※追記
その後44%、43%を確認しました。
もちろん散弾銃に限らず、道具は日々のメンテナンスが1番大切だ。
除湿機をかけているから大丈夫という事ではなく、使った後はしっかり汚れを落とし、油でコーティングして拭いておこう。
散弾銃の保管には除湿機+気化性防錆剤が良さそうである。
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