対岸の火事ではないです。
みなさんも気をつけましょう。
・・・
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こんにちは。
先日、朝起きるとツイッターが随分騒がしい状態に・・・。
なんでも非狩猟鳥獣である「トモエガモ」を『コガモ捕ったぞー!』って顔写真と共に雑誌に掲載して食べたそうです。
こんな感じの写真でした。
言わずもがな非狩猟鳥獣とは狩猟してはいけない動物です。
では非狩猟鳥獣を狩猟すると、どうなるのでしょう?
法律上ではこうなっています。
狩猟鳥獣以外の鳥獣の捕獲(第 1条の 4第 1項,第21条第 1号)
鳥獣保護法においては,鳥獣を狩猟鳥獣とそれ以外の鳥獣(以下 保護鳥獣)とに区分し,
後者については,その捕獲(殺傷を含む.以下も同様)を原則として禁止し,これに違反
する者は 1年以下の懲役または 5 0 万円以下の罰金に処することとしている
また、猟銃の返納を求められるかもしれません。
僕のブログでも書いてきましたが猟銃を持って狩猟を始めるにはかなりの時間がかかりますし、色々手間もかかります。
銃砲の所持許可と狩猟免許が必要です。
苦労して、苦労して狩猟が出来るようになったのに失いたくありませんよね。
ではどうしたら良かったのか?
この掲載誌はアウトドア専門誌のようで、アマゾンの売り上げランキングにも上位の有名な雑誌だそうです。
撃った本人もきちんとライセンスを持って狩猟していますし、アウトドアの雑誌をやっている編集者も本人も非狩猟対象のカモだとだれも気づかなかったのでしょう。
よく聞く話で「メスのカモを撃つのに5年かかった」と言われます。
それほどにメスのカモは判別が難しいのです。
狩猟免許を習得するとき狩猟鳥獣かどうかの判別テストがあるのですが、オスとメスが一緒な絵に描かれていますので、オスだけ見れば答えることが出来ます。
正直メスを見て回答している人は居ないと思います。
メスはオスほど特徴がなく大体茶色の色をしていて判断が難しいです。
狩猟鳥獣であるコガモと非狩猟鳥獣であるトモエガモを実際に見てみましょう。
狩猟鳥獣のコガモのオスとメスです。
非狩猟鳥獣のトモエガモのオスとメスです。
どうでしょうか?オスの違いは簡単に分かると思いますが、メスは難しいですね。
目立つ違いは羽の緑とクチバシ横の白い◯でしょうか。
これを50mや100m離れた場所から双眼鏡やスコープで判断するのですから難しいですよね。
僕も前回コガモのメスを捕りましたが、撃つまでにかなりの時間をかけて観察しました。
でも持っていったこの双眼鏡全然見えない!!!
苦労しました・・・ツイッターでおすすめされたこれ↓を買おうと思っています。
100m先の看板の文字も読めたと情報をいただきましたので、カモの観察にも問題なく使用できると思います。
3週間待ちだ・・・と・・・?
SNS全盛期の今、苦労してハンターになって獲物をGETしたツイッターで仲間自慢したい!
報告したい!って気持ちはよくわかります。
気持ちはよく分かりますが、よく調べてから載せましょう。
もっと大切なのはよく調べてから撃ちましょうです。
上記に「メスのカモを撃つのに5年かかった」と聞いたと書きました。
大袈裟ではありません。
自信を持って撃つのに5年はかかるかもしれません。
僕も身を引き締めて↓のを買ってもう1度勉強すつもりです。
合わせて山野の鳥も買うつもりです。下記にリンク貼っておきます。
自信がないそんな時はしっかりと上の本で確認する。
逆光で見えにくい場合もあります。
確認できないなら撃たない。
後日、Facebookにて出版社からの謝罪がありました。(一部雑誌名などを消去)
トモエガモ誤射につきまして
企画にて、トモエガモの誤射がありました。人間と生き物、文明と野生の関係性を問うアウトドア誌でありながら、知識、認識不足のため、文明を汚す行為を掲載してしまったことに、深くお詫びいたします。
つきましてはこのことを謝罪のみで済ますのではなく、次号(2月27日発売)にて、当事者のその後の経緯、関係機関に聞く誤射後の対処、そして我々と全く同じように生きる生物の理解を深めるため、対象種の同定及び現在の生息状況を報告いたします。なお、この記事に関しましては、発売日と同時に弊誌公式サイトにも掲載いたします。
今回この炎上騒動をブログに書いたのは炎上を助長する目的ではなく、反面教師としてこれからのハンター生活に活かす為です。
僕のブログを見ている方の中にはこれからハンターになろうと思っている人もいるかもしれません。
その人達や現ハンターが苦労して手に入れた銃の失効などにならないように・・・との思いです。
誰にでも起こりうるミスですので、僕と一緒に気をつけましょうね(・∀・)!
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