鳥取県のハンター養成スクールに行ってきました!
こんにちは。
みなさんは、色々な理由でハンターになられると思います。
「農作物の被害にあって」「親の影響で」「友人に誘われたから」などなど…。
様々な理由があると思います。
ところがへっぽこサラリーマンの僕は「漫画の山賊ダイアリーを読んで」って言う理由でした。
動機としてはなんでも良いと思いますが、その為ハンターの知り合いが誰もいません。
「猟友会に入ったら出会いがあるかなー」なんて思っていましたが、去年はエアライフルということもあり、手探りで単独猟をしました。
そんな中今年は県主催で「ハンター養成スクール」を開催すると言う知らせが飛び込んできました。
散弾銃は猟友会の先輩などに勧められて習得しましたが教えてくれるとは限りませんし、しっかりと勉強できる良い機会だと思い参加を決意しました。
基本的に土日開催ですが、仕事の都合もありまして2回目から参加してきました。
・ハンター養成スクールへ
この日のテーマは銃猟についてです。
教えてくださる講師の方は鹿だけで年間250~350位?獲っている凄腕のハンターさんでした。
もちろん猪猟もされます。こちらの捕獲数もかなりの数のようです。
年齢も若く僕よりも10くらい上でしょうか?
最初に動画を見ました。
安全についてはもちろん、銃の構え方についても学びます。
ここで驚いたのがクレー射撃の構え方とサボット・スラッグ弾を撃つ構え方が全然違うことです。
この図はエアライフルの構え方ですが、このような構え方でした。
この図との違いは右の肘をもっと張って水平より上に上げて構えます。
腕を上げてから手を下ろす様に構えるそうです。
こう構えることによってブレを無くし、撃った時の反動を逃がすそう。
いつものクレー射撃の構え方だと反動がモロに体に響き撃つ時に力が入る癖がついてしまう様です。(名前忘れました・・・ガク引き?)
これによって反動の恐怖心から命中精度が落ちてしまうようです。
解決するためにはしっかりとした姿勢をとり射台で空撃ちケースを何度も撃ってみて体が怖がらないように練習すると良いと教わりました。
次は安全管理についてです。
この場面では発砲可能なのか?実際にあった事故なども勉強します。
何度も見た内容ではありますがとても大切な内容でした。
・照準器について
この方は鹿猟をメインでされてるので、話の内容がサボット弾で遠くから仕留めるという風でした。
そのためか銃にスコープを載せることを勧められました。
しかし、そのスコープにも得手不得手があります。簡単にまとめました。
・オープンドットサイト
良い点 視野が広い 狙点が視覚的に分かりやすい 覗き込まなくて良いので撃つまでが早い
悪い点 倍率が変えられないので遠射に向かない 雨の日に弱い
・チューブ型ドットサイト
良い点 狙点が視覚的に分かりやすい 雨に日にやや強い
悪い点 倍率がかえれないので遠射に向かない 発射時に視野が狭い
・光学スコープ
良い点 狙点が分かりやすい 倍率応じて遠射が安定する
悪い点 発射時の視野が狭い 倍率が高いほど動的に弱い
以上のことを踏まえ、講師のオススメはオープンドットサイトだそうです。
と、言いながらご自分の銃はレミントンのM11-87でサボット銃身+リブで光学サイトを乗せてると言う。
どういうこっちゃw
聞いてみると、「最初は周りも見えて直ぐに合わせれるオープンドットサイトがオススメ」だとの事。
その後は実技でした。
実際に模擬銃構えてみたり、色々なサイトを覗いてみました。
個人的にはオープンドットが好きかなぁ~。
・衣類について
講師の方のオススメの衣類について紹介してもらえました。
・動きやすい
・目立ちやすい色
・撥水性を持っている事
・濡れても乾きやすい
・枝や棘に引っかかりにくい
以上の条件が求められる機能だそうです。
実際に猟をされている方の装備は参考になると思うので紹介したいと思います。
上着
撥水性・吸水性に優れ、動きやすく快適で温かい。
アンダーとオーバーの組み合わせで通年使用。
中間着
撥水性・防風性・保温性・吸汗性・ストレッチ性に優れる。
狩猟期間の中間着として。
上着
効率的に紫外線をカットし、通気性と伸縮性に優れているそう。
夏の有害鳥獣駆除に使用。ヒルは大丈夫だったがブトには噛まれたそうだ。
パンツ
保温性が高く、撥水性に優れ動きやすい。冬用。
パンツ2
ストレッチ性が高く、撥水性にも優れる。
比較的安価で春~秋の駆除に使用。
パンツ3
軽量で伸縮性が高い。撥水性も優れていて動きやすい。夏の駆除に使用。
上着(雨具)
軽量でコンパクト動きやすい。
防水透湿性にも優れる。厳冬季以外に使用。
上着(雨具2)
軽量で耐久性が高い。雨具としてだけではなく防寒着としても高機能。厳冬季に使用。
パンツ(雨具)
軽量で耐久性が高く、雨具としてだけではなく防寒着としても高性能。
通年使用。ただし少し破れやすい。
帽子
つばが広く、襟首からの雨や雪の侵入を防げる。
良好な視界が確保できる。通年で使用。
チャップス
草木に付着した露を防ぎ、茨にも強い。
ダニ避けにも強い効果を発揮する。駆除では必需品。
靴
笹などの踏み抜きに強く、破れにくい素材。
スパイクもグリップ力に優れており耐久性も高い。
脱ぎにくく若干重いし価格が高い。この靴は猟師の間ではベストセラーらしい。
以前に新人が2000円位の長靴で山に来たが1日で破れたそうだ。
怪我の元にもなるので足元は大切にしたい。
ナイフ
用途に合わせて選択しよう。
骨スキ・皮はぎなど特殊な形状もある。
講師のオススメは血抜きが出来る15~20cm程度のナイフ。
そのサイズが使い勝手が良いそうだ。
雪に
軽量でコンパクト。着脱も短時間で出来る。
耐久性にも優れている。急な斜面をトラバースしたり、登ったりする。
値段が安いのも魅力。
スノーボンに比べて若干重いが、プラスチックデッキで、スパイクを踏んでも破損が少ない。
ヒールリフターにより急斜面も対応可能。
GPS
大物猟において地図を見ながら自分の位置が確認でき、勢子の動きや獲物の動きを無線機での情報から
持ち場の移動にも有効。
初めての山に入る際にも有効。携帯電話サイズで非常にコンパクトで使いやすい。
以上が講師のベテランハンターの装備です。
書きませんでしたが、もちろん無線機も所持されています。
最初からここまでの装備を揃える必要は無いと思います。
しかし、必需品を除きどれもあると便利な物ばかりです。
最初は安全面に配慮した最低限の装備を整え、自分の狩猟スタイルに合わせて徐々に揃えていくと良いのではないでしょうか?
今回のハンター養成スクールでは銃の安全管理と撃つ方や装備について学びました。
「新人同士で友人が出来たらいいな」と思いましたが、参加者とは住む地域が結構違って一緒に出猟出来そうにありませんでした。悲しい(´;ω;`)
しかし、めげずにスクールに通って少しでも自分のものにしようと思います。
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