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ヒグマに襲われたハンターの報告書が勉強になる件

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北海道での事故の報告書が上がっているとTwitterで教えていただきました。
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こんにちは。

2019年4月16日、斜里町の峰浜地区において、猟友会斜里分会所属の町内在住男性がヒグマによって怪我を負いました。
斜里町のHPによりその事故の詳細などが掲載されていますので紹介します。

人間が住む場所にも降りてきているようで、目撃情報も多数聞きますね。
熊が増えてきているとの情報もあり、一部では狩猟解禁されました。
ハンターなら山で出会う可能性がある熊。
どの様に襲われたのか?事故は防げなかったのか?何があったのか?

貴方なら…どうでしょう?

・斜里町のHP

※画像クリックでリンク先へ移動

リンク先からPDFファイルで報告書を見ることが出来ます。

報告書によると、半矢状態からすぐに止めを刺さなかった点や、色々な影響でクマとの意図しない至近距離での遭遇など問題点を指摘されています。

最初これを読んだ時は「いやいや。ありえないでしょ。」と思いました。
イノシシやシカでも怖いのにましてやクマですよ?しかもヒグマ。
撃った後の対応も不味いですし、事故後の連絡も出来ていません。

しかし、ありえない事が重なって起こってしまうのが事故です。

この事故から学び、どうすれば事故は防げたのか?
自分が同じ様なシチュエーションに遭遇したらどうすべきか?
もし事故にあった時はどういう行動が適切だろうか?
色々なパターンを考察することが有意義だと思います。

有名な事故の考え方で、スイスチーズモデルがあります。
穴がボコボコ空いたチーズみたいな防壁をすり抜けた時に事故は起こるというモデルです。
ヒューマンエラだったり、システムのエラーだったり…完璧な防壁は存在しません。
狩猟でも同じことが言えます。
経験を積んだり、色々な知識を吸収することで壁を増やすことが出来ます。

写真付きでここまで詳細にまとめられた報告書を読むことが出来るのは、とても珍しい事なのでハンターなら一読することを強くオススメいたします。
クマだけではなく、イノシシにも襲われる可能性もあります。
僕の友人はシカに蹴られましたよ!

狩猟は楽しい趣味ですが、危険でもあります。
これを機に、仲間と情報の共有・考察・緊急連絡先や緊急時の行動をもう一度見直してみてはいかがでしょうか?

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