こんにちは。
現在は猟期ではありませんが、指定管理鳥獣捕獲事業って事でハンターとしての活動はできます。
鳥取県での捕獲対象はニホンジカだけなんですけどね。
少しは成果がありましたので、そのシチュエーション等の報告をしたいとおもいます。
なにかのヒントになるかも…(・∀・)?
1頭目
林道を走っていると、木と木の間からぼーっとこっちを見ていました。
鹿は右サイド。
そのまま車から降りると走られる可能性が高いので、反対側のドアからそろーっと降ります。この時車のドアを閉めると、音で逃げてしまいますので、閉めないように。
身を低くしながら、山へと入り弾を込めます。
銃の閉鎖音に注意してください。金属音は一発で逃げます。
こんな色々してても鹿は逃げないことがあるんです。
好奇心に勝てない?木化けしててバレてないと思っている?射程距離外だと思っている?
本当のとこはわかりません。逃げる鹿も大勢居ます。
距離40m。
バン!!!バン!!
一度、腹を見せて倒れたのに起き上がり、そして逃げられたことがあります。
駆除では特に少しでも起きようとしたら、二の矢をかけるようにしています。
何度かチャレンジしてようやく1頭獲ることができました。
2頭目
林道を走っていると、カーブを曲がった先にオス鹿が現れました。
その場で止まるのではなく、ゆっくりと追いかけていると鹿は山へと逸れます。
少し駆け上がったところで立ち止まりましたので、1頭目と同じ方法で撃ちました。
バンバン!!
手応えあり。
鹿はグラッと斜めに体制を崩しました。
しかし、転ぶ寸での所で踏みとどまりそのまま崖を駆け上がろうとします。
バン!
3発全てかけましたが、鹿は駆け上がっていきました。
手応えはあったのに…。
急いでその場に駆け上がります。血が大量に落ちているようであれば追跡できるからです。しかし、どこを探しても血は落ちていません。
ガックリと肩を落とし次へ向かおうと林道を走っていると…なんと…道路にさっき撃った鹿が倒れていました。
どうやら山を1個走り、力尽きた様です。
急いで剣鉈でトドメ&血抜きをします。
脂肪がすごく、一度刺しただけで二度目は刺せないほどに、剣鉈が真っ白になっていました。
弾は当たってたんですね。
後から調べると、撃たれた鹿はアドレナリンの作用で当たりどころによっては出血しない場合があるようです。
僕が見た記憶では後ろ足とか前足だったと思いますが、今回はお腹と腰に当たっていました。その部分でも出血しないことがあるんですね。ビックリです。
弾は撃たれた場所とは反対の皮の下で止まっていました。
スラッグは半分に割れ、背ロースの辺りや腿のあたりから出てきました。
解体してみると、ものすごい脂肪でした。分厚い皮下脂肪で弾に強くなっていたのでしょうか?
山の奥に入らず、手前の道で倒れていてくれたのは本当にラッキー。
キンタマはパンパンになっています。
そろそろハーレムの時期でしょうか?鹿笛でのコール猟にも期待ができそうです。
実際友人が鹿笛を吹いたら、遠くの茂みからガサゴソと近づいてきたと言っていました。まれにメスも様子を見に来るようです。
来年は鹿笛を買ってみようかな?
解体したお肉と、スカル作成の為に頭部を持ち帰ることができました。
まとめ
最近のハンターとしての活動でした。
坊主のときも沢山ありますが、色々な出会いがあって面白いです。
親子でトコトコ歩くイノシシ。デート中のヤマドリ。夢中でご飯を食べているアナグマ。他の人の罠にかかったハクビシン。罠にかかったニホンジカ。
猟期中ではないのが悔やまれるくらいに色々な出会いがあり、飽きません。
…でも、猟期に入ると会わなくなるんですよね?
不思議だな~(ヽ´ω`)笑
※今の時期はきのこ狩りの方やハイキングの方。いろいろな方が山に遊びに来られます。十分に注意して楽しみましょう。
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