【流し猟】サラリーマン、はじめてシカを狩る!【前編】

こんにちは。
へっぽこサラリーマンのおにおにです。
僕はまだシカを撃ったことがありません。食べたことはあります。
貰い物であったり、一緒に行った先輩が撃ったり…。

猟期はまだまだ先ですが、僕は指定管理鳥獣捕獲事業者(認定事業者)なのでこの時期でも狩猟をすることができます。
ただし、狩猟できるのは対象鳥獣に限られます。鳥取県ではシカのみです。

おにおに
シカをとらねば!!!

指定管理鳥獣捕獲事業(認定事業)の更新をしてきました

2019年5月27日

考え方を変えてみよう

去年も僕は指定管理をやったのですが、1匹も獲れませんでした。
地元猟友会の他の人に聞いてみると、山の上のあたりで3頭位(罠)だったり、僕と同じように成果なしだったりしたみたいです。

僕が住んでいる地域はシカがほとんどいません。
去年までの僕は、近くの山でどうにかシカの痕跡を見つけて、そこに罠を仕掛けようと思って活動していました。近くとは30分~1時間くらいで行けて罠の見回りが可能な範囲です。

移動時間は短い(30分程度)が、シカの薄い場所に足繁く通っていました。

足跡やヌタ場はたくさん見つけることが出来たので、猟期には役に立ちましたが、シカの痕跡はほとんど見つけることは出来ませんでした。

「やっぱり僕の地域では、なかなか難しいのかな~。」
「ベテランでも3頭だしな~」

なんて思って居たんですが、先輩の一人が「大物猟の為に広島まで遠征する」と言っていたことをふと思い出しました。
そういえば、ツイッターで猟をするために車中泊してる人もいるし、都会に住んでいる人は猟場まで2時間位の移動はザラだって聞いたな。と。
どうにか近くで…と思っていましたが、遠征することを決めました。

つまり

△移動時間30分、狩猟時間は長いが出会いが難しい

◎移動時間2時間、狩猟時間は短いが出会いの可能性はある

って事でAM2:30に起きる覚悟を決めました。

流し猟遠征の注意点

流石に遠征で罠猟は出来ませんので、猟法は流し猟で行います。

流し猟は以前記事にしましたが、車でシカを探しながら林道などをずーっと走らせ見つけたら車から降りて撃つという猟法です。
クマ撃ちの女の第10話で松本という猟師がやっていましたね。あれです。

【大物狙い】超快適♪流し猟でシカをGETだ!

2019年1月7日

車の中から獲物を探すので、空調が効いていますし、雨が降っていても濡れません。すごい快適で一見気軽そうに見えますが、注意すべき点も多々あります。

・集中力が必要
運転しながら獲物を探します。舗装された道路ばかりではありませんので、探すことに夢中になってしまうとスタックしてしまいます。
猟場は多くの場合圏外です。自力でどうにかしなければなりません。
ウィンチなどを積んでおくなど、ある程度どうにか出来る準備が必要です。

・地元猟師とのトラブル
今回のように遠征をすると、地元の猟師とのトラブルがある可能性があります。
猟場は誰のものでもありませんが、僕も今期変な猟師に絡まれて追いかけられたことがあります。
それを避けるためには、地元猟師に挨拶をしておくとか、その地域は避けるとか…。

・山を知る必要がある
これが1番大切です。よく知らない山で鉄砲を使うのは危険です。
ハイキングをしている人がいるかも知れない。山菜をとるっている人がいるかも知れない。山小屋や工事現場があるかもしれない。この道は崩れていて通れない。地盤が弱くなっている…
など上げればキリがありませんが、よく知らない山というのはそれだけで危険です。何度か下見をして知ることが大切だと思います。

おにおに
今回は、猟友会の射撃イベントで知り合った方を頼りに遠征先にお邪魔させてもらう事にしました。

遠征初日:シカを目撃

7時集合その方と一緒に林道を流しました。
ずーっと走っていると、けもの道(通い)をたくさん見つけます。

車から降りて確認してみるとシカを思われる足跡多数。
僕の地元で見る通いの足跡とぜんぜん違う。これは凄い。
地域が違うとこんなに違うもんだとびっくりしました。期待に胸が高鳴ります。

運転をしていただいていたので、僕は目を皿のようにしてシカを探します。
途中目の前をたぬきが横切ったりして興奮。
おにぎりみたいに太ったヤマドリを2羽見ることが出来ました。
なかなか見れないヤマドリに興奮しつつ、この日の目的はシカです。シカはなかなか出会いがありません。

二人で「そう簡単には居ないよね。」

そんな話をして雑談をしていると突然目の前で動く大きな影が!

シカです。

遠くの茂みでじーっとこちらを観察していたシカが車の接近にビックリして逃げるようにかけていきました。
もっと早く気づいていたら撃ててたかもしれません。

二人で肩を落とし、その日は帰りました。

片道2時間。でも来た成果はありました。こっちでは今まで見たことがなかったシカの痕跡だけでなく、シカ本体も見れたのですから。

鹿笛と吹けば周辺にいるかどうか確認できるのでしょうか??

リベンジを誓い、来週もお邪魔することにしました。

遠征2日目:流し猟のポイントを学ぶ

■
これはヘラジカですが、これくらいに見えました笑

この日は楽しみすぎて2時には目が覚めちゃいました。
相方には「小学生の遠足かっ!」と言われましたが、大人でもドキドキしちゃうんだからしょうがない。

せっかく早くに目が覚めたのだから、日の出から始めようということで日の出の時間を待って流し猟をはじめました。

天気はくもり

前回と同じルートを巡っていると・・・

シカです。

この日はすぐに出会いがありました。早い時間が有利なのでしょうか。
カーブを曲がった眼の前でなんか食べてます。
こっちを見てモンゲモンゲ(咀嚼音)もののけ姫に出てくるような立派な角と首の毛が生えた雄鹿です。
あまりの美しさに、二人共見惚れてしまいました。時間にすると数秒だったのですが、今でも鮮明に思い出せるくらい長く見ていた気がします。

( ゚д゚)ハッ!撃たなきゃ

車から降りると、もんげ君は山の斜面へと移動し途中で止まります。
こちらをじーっと見ています。
僕は山へと入り、弾を込めます。ドキドキ・・・。

シャキーン!!!

シカ「ビクッ!

もんげ君は飛ぶように逃げていきました。

(;´Д`)「やっちまった…。」
今思えばアホなんですが、早く撃たなきゃと思ってラッチボタンを使用して勢いよく閉めてしまいました。
その金属音を聞いた途端もんげ君はハッと我に返り、飛ぶように山を駆け上がっていきます。もう追いつけません。
遠くではピーピーと周囲に警戒音を鳴らすおまけ付き(´;ω;`)

あれだけ警戒音鳴らされると…もうだめかなーと思ったんですが、流石はシカが濃い地域。
その後も出会いはあるも撃たせてもらなかったり、銃を手に取ろうと目を話した瞬間に逃げられたり、色々な経験ができました。

この日だけで逃げていく後ろ姿を入れたら10頭のシカを見ることが出来ました。撃てるチャンスは2回位。上手な人なら2頭獲れているかもしれません。シカは獲れませんでしたが、収穫もあり反省点も多く見つかりました。

反省点
1:カーブの先に注意
2:閉鎖は静かに、車のドアは閉めない
3:目を離さない
4:急な動きをしない

上の4つが僕がシカの流し猟でのポイントかな?と思った点です。
上の動きをした時に走られたと思います。
漫画であったように車を囮にするのも、良い手だと思います。

遠征3日目:成果

色々な収穫もありましたが、これだけ獲物との出会いがあるならそろそろ撃ちたい所。
この日も、連絡をし行くことを伝えました。
しかし、その日は都合が悪いそうで一人で回ってくれとの事。

よーし、ならば今までの反省点を活かしてやってやる(・∀・)!!

その日は誕生日の前夜だ!

待ってろよ!!!!

つづきます・・・↓

【流し猟】サラリーマン、はじめてシカを狩る!【後編】

2019年9月27日

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ABOUTこの記事をかいた人

サラリーマンでも狩猟はできる! 2016年より第1種狩猟免許と罠免許を習得と同時にブログ開設。 空気銃のレインストームと散弾銃のBeretta A400で狩猟を楽しむ。 他の趣味は麻雀/ハースストーン/クラロワ/美味しいもの/酒