今回は初の金玉…睾丸を食べてみようと思います。
・・・
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こんにちは。
前回、勢子の寝屋撃ちでイノシシを仕留めることが出来ました。
そのイノシシはオスだったので猟隊の方が「オスじゃん。キンタマもって行きなよ。」
(え…?きんたま?くえる?お礼言わなきゃ…)
(ありがと…ん?ありがとう???)
色々な事が一瞬で頭を巡り、一生懸命絞り出したセリフが…
(´・ω・`)「は?」
・キンタマって食えるの?
自分で仕留めたのは初めてでしたが、去年イノシシの罠の止め刺しなどをした経験はあります。
その時には食べない内臓と一緒に捨てていたので、そもそもそういう発想がありませんでした。
調べてみると、どうやら食べれるらしい。豚の睾丸やヤギの睾丸の料理など色々出てくる。
「イノシシで生で食べれるのは、心臓と睾丸だ」という猟師が居るくらい。
寄生虫がつかないのはその2つの肉だけとも書いてあった。本当だろうか?
それにしてもイノシシの睾丸は激レア素材だ。
こりゃ食ってみるしか無い!って事で今回はイノシシのキンタマを食べてみよう♪
ジビエを生または半生で食べるにはリスクが有る。
詳しくは上記の厚生労働省のHPを参考にしてもらえれば分かると思うが、E型肝炎ウイルス、腸管出血性大腸菌または寄生虫による食中毒になる可能性がある。
これが結構怖い病気で、そのせいで亡くなる方が居ると言うのは毎年のように聞く。
これはシカだろうがイノシシだろうがカモだろうが全部同じ。
厚生労働省もこの部位なら大丈夫なんて書いてないから、全部に同じ様なリスクがあると思ったほうが無難だと思う。
これなら肉汁もたっぷり味わえるし、柔らかく最高に美味い。
僕なんかは生よりも低温調理器具で料理した方が好きだ。
なにより安心感がある。
ここまで言っても食べる人は食べるだろうし、後は自己責任。
良い子のみんなは火を通して食べるように!
なんかあってもへっぽこサラリーマンの僕は責任とれないからなっ!
・キンタマの下処理をしよう
コレがイノシシのキンタマ。
凄く大きいです…。
PCのマウス位の大きさがある。スマホの大きさとも言えるかもしれない。
表面の汚れを水で流し、薄皮を剥いでいきます。
うっ。なんて事だ薄皮を剥ぐと強烈にキンタマ感(?)が増した。
この毛細血管のせいか?見たこと無い筈なのに身震いがする。
ちなみに触った感じは完全にキンタマ。
男性は少し手を下に持っていって確かめて頂きたい。それのデカイバージョン。
表面はつるつるでやや固くグニッとしているが、柔らかい確信があるって感じ?
何故か震えだす僕の腕を抑えながら、精管と精巣上体を取り除きます。
食べれるのかもしれませんが、今回はキンタマを食べる!って事で取り除いちゃいました。
そのまま調理するものですかね?
台所で一人奇声を上げながらスライス。
どうにもキンタマを切るってのに抵抗がある。
表面の硬い膜までは抵抗があるが、包丁をスライドさせるとスッと入っていく。
内股になりながらの作業となった。
・キンタマの味は?
これがキンタマ!!
断面をみるとブツブツしているのが分かる。
周りから集まって真ん中の管を通して出てくるのかな?なんて考えてた。
散々上で注意したが、僕は刺し身で食べてみる事にした。
何度も言うようだが良い子は真似しないように。
刺身醤油を少し浸けて…
いざっ!!
…
あれ?
腕はコッチへ向かっているのに頭が反対側に避けている。
もう1回
・・・
スッ(避ける)
キンタマを食べるという行為に身体が拒否をしている・・・!?
いやだーーーーー!!!
食べたくないぃいいいいい!!
なんで僕が、キンタマなんて食べなきゃいけないんだー!!!
この攻防が5分位続いた。
・・・
落ち着け。落ち着け僕。
何を食べて何を食べないってのは、今までの教育が有るからだ。
言わば先入観だ。
ふぐの白子なら喜んで皆食べるではないか!
毒があるわけでもない。
イノシシのキンタマだって食べる人だって大勢いるじゃないか(錯乱
震えよ…止まれ。
フッフッフッ!!ハァアアアアーーーーー!!!!!←マジで叫んだ
南無三!!!
(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
んっ。ぐにゅ!
・・・!!!?
まぁ・・・
美味しいかな…?
一言で言うと、3日位置いたイカの刺し身。
噛むと膜の部分は抵抗が有るが、中は柔らかく、スッと歯が通る。
そして噛む度にジュワっとクリーミーな感じが口の中に広がる。
獣臭さや味はほとんどなく、食べやすい。
飲み込んだ後、鼻に抜ける香りに僅かにイノシシを感じる。
まぁイケるじゃないか?
そう思い、2切れを食べた後で切った包丁が目に留まる。
うっ…。
これ全部せ・・・。
もういらないや(´;ω;`)
後は火を通して食べてみた。
フライパンで塩コショウでさっと炒めた。
炒めると膜を軸にクルっと身と膜が入れ替わる。
これは美味しい。
淡白な味だし、ふわふわの食感が楽しい。
火を入れても全く固くならずに中のクリーミーさはそのまま。
<僕の感想>
3日置いたイカの刺し身。クセがなく美味しい。
・妻と友人にも勧めてみた
(´・ω・`)「やあ奥さん、キンタマなんだけど…」
イヤだ!!!!
かつて無い反応速度を見せる妻。
まあまあ。落ち着き給えよ。
キンタマを食べるメリットを説明してやる。
・良い経験になるよ
・結構美味しいよ
・話題になるよ(キンタマ食べたこと無いの?)
・上司に怒られても「キンタマも食ったこと無いくせに偉そうなこと言うな!」って言えるよ
などなど…。
熱くメリットを伝えるが妻の決意は固く、
「そんなもん喰うなら死んだほうがマシ」
「マジでそんなもん喰うやつは頭おかしい」
「キンタマ連呼するな」と言い出す始末。
それを食べたやつが目の前に居て、旦那なんですが・・・(´・ω・`)
友人に相談すると興味津々で食いついてきました。
友人「ぜひ食べてみたい!」
友人は火をしっかり通しなんかオシャレにしていました。
味付けは塩のみだそうです。
その感想は
・噛む必要がないくらいフワフワ
・火を入れすぎてクリーミーさは無くなっちゃった
・さっぱりとしていて臭みは全く無い
・また食べたい
と、意外なことにものすごい好評でした。
また食べたいって事なんで来年は頑張らねば。
今回、僕は猟師として大きな壁を超えた気がします。
色々な物を食べてきた僕ですが、過去最高に抵抗がある食材でした。
しかし、この様な希少部位が食べれるのも猟師の特権。
来年もイノシシがとれたらキンタマを使って色々な料理してみようかと思っています。
つまりキンタマは先入観さえなければ美味しい!
かつてこんなにキンタマと書いたブログがあっただろうか(´・ω・`)
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アッー!
おにおにさん、こんばんは!
今回もヤッチャいましたね!^^
僕はイノシシは未経験ですが、豚のキンタマは経験済です♡
ビジュアル的には、おにおにさん解説のお写真とほぼ同類でした。
ちなみに、サラリーマン時代品川駅の近くの焼き肉やで、当時の上司に騙されて食べさせられました。
「生・お刺身」でした。色は結構赤みがあった気がします。
食感もおにおにさんの感想と、ほぼ同じですね。
ただ、噛んで喉を通った瞬間に、その元上司から真相(豚のキンタマ)を聞いたので、
一気に気分が可笑しくなりました^^::
イノキンさん
アッー!
けろよんさんコメントありがとうございます!
やっちゃいました❤
その後調べてみるとキンタマって結構色んな種類あって、豚・牛・ヤギなど多く存在しますね。だけど、あまり食べられないようで、去勢後の牛なども捨ててしまうとか…。
モッタイナイネ!
素敵な上司ですねw
最初からキンタマって言われると純粋に味わえないですからねwww
お互い良い経験をしましたね←
けろよんさんには来期はイノシシのキンタマ食べて頂き豚との違いを教えてもらいたいです(・∀・)笑
昔テレビで、榊原郁恵が、何だかの金玉を臭って「臭くないですね!!」
と、言って、カメラマンが「徹さんのは臭いんですか?」って言っていたのを思い出しました(笑)
食べてみたいわー!!
はなさんコメントありがとうございます!
カメラマンwww
キンタマ全く臭くないですよ!どっちのとは言いませんがw
結構捨ててる人多いので来期はぜひ食べてみてね☆(ゝω・)vキャピ
イノシシの睾丸は絶対栄養価が高く免疫力も上がりカラダにいいと思うが
いかんせん手に入れる機会がない。
毎朝山に登るとイノシシの掘り起こした土の跡が至るところにありミミズを好物にしているのがわかる。
是非食べてみたいです。