
皆さん「ホヤ」ってご存知ですか?
僕は知りませんでした。
東北から北海道などでは一般的に食される食材のようですが、僕の住む山陰地区では聞いたことも有りませんでした。ある日Twitterを眺めていると、フォロワーさんが美味しそうに食べてるじゃあありませんか。
なんだその食材!!こりゃ食べてみるしかないだろ!
今回は未知の食材「ホヤ」を挑戦してみました(・∀・)
ホヤ

植物みたいに見えるし、貝にも見える。しかし、その実はなんと脊椎動物。
wipipediaより
体内でセルロースを生成できる唯一の動物である。
漢字による表記では、古くには「老海鼠」、「富也」、「保夜」などの表記も見られる。ホヤの名は、「ランプシェードに当たる火屋(ほや)にかたちが似ている」から、または「ヤドリギ(ほや)にそのかたちが似ている」から。またマボヤはその形状から「海のパイナップル」と呼ばれることもある。
マボヤとアカホヤは亜鉛・鉄分・EPA(エイコサペンタエン酸)・カリウム・ビタミンB12・ビタミンEなど豊富な栄養素、味覚の基本要素の全てが一度に味わえる食材となっている。またマボヤの筋膜体に含まれるグルタミン酸と 5′-GMP の割合がうま味を増強する濃度比であるため、旨味が強い。
日本では太平洋側は牡鹿半島、日本海側は男鹿半島以北の近海産が知られる。
ホヤの中の水(ホヤ水)にもホヤ特有の香りがあり、刺身を作る際はホヤ水を使って身を洗ったり、独特の香りを好むものは、醤油の代わりにホヤ水にワタを溶いたものをつけて食べる。新鮮なホヤはあまり臭わないが、鮮度落ちが早く、時間が経つにつれて金属臭もしくはガソリン臭と形容されるような独特の臭いを強く発するようになる。冷たい海水に浸しておくと鮮度が落ちにくい。首都圏で出回るものは鮮度が悪く全体に独特の匂いが強まっており、好き嫌いが分かれる要因のひとつとなっている。

うーん。
つまり、好みは分かれるけど、酒のつまみに最高って事でいいのかな?
こんな見た目で脊椎動物ってのも面白い。これは食さねば…!
ホヤ買いました
今回はこちらの商品を購入しました。
本来であれば丸で買って、自分で捌く方が良いんでしょうが今回は横着しました。
真空パック&急速冷凍により、お刺身で食べれる鮮度でむき身。
値段も2,000円を切ります。しかも1キロを100gずつ小分けにしてくれています。
めっちゃ安くないですか?
ドキドキしながらもポチ。
届きました

街の小さな直売所さん
低価格とは思えない丁寧な梱包です。

開封すると、お刺身ほやがみっちりと並べられていました。
一つのパックに3つ~4つ程度のホヤが入っていました。
ホヤって1個が結構大きいんですね。
早速食べてみました

箸で持ち上げるとこの大きさですよ。でけー(´・ω・`)
お刺身ほやということで、まずそのまま頂くとにしました。

豪快に行かせてもらいます!
がぶり。

「海」
!!!? 口の中が完全に海になりました。
コリコリとした硬い食感を想像していたのですが、その身は柔らかく歯切れがよいです。
その後噛んでいくと、コニュっとした触感があり、噛むたびに口全体に海っぽい香りが広がります。
この量をいっぺんに食べるとかなり塩辛いです。本来は適度な大きさに包丁で切って食べるそうです。
何でも口いっぱいに放り込めばいいってわけじゃないですね(ヽ´ω`)子供の頃から成長してない。
僕は大丈夫でしたが、生系が苦手な嫁は少ししか食べれないという感じでした。
お刺身で食べるなら少しずつ、ほんの少量の醤油で食べるのが良いと思います。
辛い冷酒に合いそうだと思いました。一口食べて冷酒をキュッ…一口食べて…
すぐなくなっちゃいますね~笑
焼いてみます

困った時は焼け。
賢いみんなは、僕のレパートリーの少なさを分かっている事でしょうね・・・素材の味を味わうという逃げ道ですぐに塩コショウで焼く事を…(´・ω・`)!
ホヤが固くならないように、適度に焼いてみました。
塩味がきついので、軽くコショウを振ったくらいです。
コニュっとした食感はなくなり、柔らかく歯ですっと噛み切れます。
多少生っぽい香りが苦手だと言っていた妻も、これなら大丈夫との事。
僕は、刺し身とは完全に別のものになったという印象です。こっちも美味しい。
さっきが冷酒ならこっちはビールに合いそうな感じがします。両方美味い。
磯っぽい味が苦手な方は焼いてみると良いと思いました。
なんかこの焼いた時の見た目トラウマなんだよな…なんで身体がこんな拒否反応を示すんだろう。
あっ。このそり方きんt
フォロワーさんおすすめの食べ方
食べやすい大きさに切っての酢漬けをおすすめされましたので、やってみました。

一口大に切り、めんつゆ・酢をあわせて冷蔵庫で冷やしました。
漬け込み時間は1時間程度です。
めんつゆの優しい味と酢によってホヤ独特の香りが軽減され、食べやすいです。
焼きは柔らかくなって美味しいですが、どこか物足りない食感でした。
しかし、これならコニュっとした食感はそのままに美味しさを味わえます。
磯の香りもお酢が上手に包み込んでくれて居て相性抜群です。
個人的にはめんつゆ、お酢で1:3か1:4くらいのめんつゆ少なめ、お酢が多いほうが美味しいと思いました。
癖になる味で酒もどんどん無くなるし、漬けたホヤも全部食べちゃいました。ホヤすげー!
日本酒・焼酎に合いそうですが、ビールでもイケルと思いますよ。
ホヤ無限の可能性

未知の食材に挑む!という気持ちで取り寄せましたが、こんな美味しいとはビックリしました。
値段も安くっていいですね~ホヤ。
その後調べてみたんですが、ホヤって味覚の基本的な要素が全部詰まっている珍しい食材らしいです。そんな事ってまずありませんよね。舌がパニックになりそうです。だからヤミツキになるのかな~(・∀・)ニヤリ
今回はやっていませんが、「天ぷら」「蒸し料理」「マリネ」「バター焼き」「混ぜご飯」なんていろいろなバリエーションがあるようです。なんと「パスタ」などの洋食にも使えるとか。
コチュジャンを使った料理なんかもありますね。ビビンバとかも。
火を入れて柔らかくするか…磯の香りを活かす料理にするのか、アクセントにするのか…

ホヤ…無限の可能性ありますね。今度はから付きいってみるかー!
こんな美味しくて安いなら毎年買おうかな(・∀・)
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