ついに目標だったイノシシを仕留めました。
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にほんブログ村こんにちは。
猟期も終わりましたね。いかがだったでしょうか?
僕の住む県はシカ・イノシシに限り猟期の延長があります。
本来2月の15日までの猟期が2月いっぱいになります。
残されたチャンスはあと僅か…大物に狙いを絞り出猟しました。
・今年は雪がない
僕の所属している猟隊は山に住んでいる人がおらず、仕事の関係もあり中々完全な見切りが難しい状況です。
雪が降ると新鮮な足跡かどうかひと目で分かるので、捕獲率が上がります。
イノシシが居ない山をいくら歩いても出会えません。
けもの道を知り、新鮮な足跡や痕跡を追いイノシシが居る山を攻める。
雪があるのと無いのでは雲泥の差がありました。
(雪がなくても分かるという人も居ますが、僕はまだその域に達していません)
その肝心の雪がふらないので今期はイノシシの捕獲数0。
前回記事の様な痕跡は色々と見つけましたが、その日に居なければ会えません。
どうしてもイノシシが欲しい。僕にはその理由がありました。
・先輩が猟隊から独立
実は今年、先輩が猟隊から独立しました。
捕獲率だけで言えば文句ない猟隊でした。
先輩「狩猟はね。楽しくないと駄目だよ。怒られながらやるもんじゃない。」
そう言って先輩は猟隊を離れました。
長老から「若いもんがイノシシをとれる訳ない」「役立たずの犬を捨てろ」だの散々に言われている先輩を見ていました。
僕は先輩について行くことにしました。
実は今年の10月から毎週土日は山を巡り、けもの道を探してイノシシがいそうな場所・逃げるであろう道・巻狩がしやすそうな山などを探していました。
道中では知らないおじさんに「オラァアアアア!!!!ここはワシが許可もらってやっとんじゃ!出て行け!」と凄まれたり、僕のジムニーが壊れたりと色んな事がありました。
どうにかしてイノシシを獲ってやるんだ。
お世話になっている先輩をあんな風に言った人を見返してやるんだ。
そう思いながら出猟する日々をおくります。
・山を歩くのは楽しい
そうは言っても山は良い。
体力がある方だとは思えませんが、何度か山を歩くとどんどん楽しくなってきました。
今まで見たこと無い木や長年放置されているだろう車に巻き付いた蔦。
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山歩くと本当に色々なものを見つける。
けもの道も道路際から見た景色とは全く異なり、山では動物の道路がクッキリと浮かび上がります。
イノシシが寝屋を作るのに噛み切ったであろう草、フカフカのベッド・茶色く濁ったヌタ場。
フキノトウを見つける事もありました。そのどれもが新鮮でワクワクします。
「この山はあそこに寝屋があるからこっちから歩くんだ」
先輩が知る寝屋・歩き方などを教えてもらいながら付いて歩きました。
そしてついにその日がやってきます。
・僕が初めてイノシシを獲った日~第1ラウンド~
前日の土曜日この日は僕・友人・先輩の3人。
先輩が作ったばかりの猟隊は、全員で5人という少ない人数の猟隊。
所属隊員は初めて1~2年がほとんど。
それぞれに家庭もあり、巻狩ができるような数は中々集まりません。
しかし日曜日には、もう2人も参加できると連絡がありました。
この土曜は見切りに使う事にしました。
道路から見えないけもの道を探すために崖の下に降りたり川の遡ったり。
雨が降る中3人で色々な場所を巡りました。
前日僕は相棒を整備しました。頼むよBerettaA400。
準備万端。
ついに5人集まる日曜日がやってきました。
第1ラウンド
新鮮なイノシシのハミ跡(掘り返した様な痕跡)を見つけ、山を回ると狭いエリアの中に居るようなので巻狩スタート。
A点から勢子である先輩と一人が入ります。
青い点が立間の位置。茶色の点線は、けもの道になります。
僕は下の杉林の中に隠れることになりました。
時間にして30分~40分程度だったでしょうか?
寝屋の部分で勢子を二手に分けて下山。
しかし、イノシシは居ませんでした。
隣の山に逃げていたのでしょうか?ガクッと肩を落とします。
しかし、落ち込む時間はありません。直ぐに次の山に向かいます。
・僕が初めてイノシシを獲った日~勢子デビュー~
次の山へと移動します。
ここは確実にイノシシが居るという確信はありませんでしたが、食事の後が周辺に見られ「寝るならここだ」と言う先輩の読みがありました。
この山は以前、先輩と一緒に歩いた山です。
先輩「おにおに君。今回は僕が立間やるから勢子してくれるかい?」
僕はビックリしました。
去年まで僕なら即OKしたでしょう。
勢子と言うと、追い出し役でただ歩けばいいと思っていたからです。
しかし実は勢子、イノシシとの遭遇率が1番高いのです。
イノシシを素早く見つける能力も必要になりますし、素早く撃つ能力も必要。
僕の歩き方一つで反対側に抜けられるかもしれない。寝屋も知っておかなければならない。イノシシがどこへ向かったか、立間に的確に連絡しなければならない。
絶対にとりたい、珍しく5人が揃った日。
先輩が勢子をした方が確率は高いでしょう。
…
少し考えました。
「はい。やります。」
・・・後半へ続く
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突然の質問で申し訳ない思いもありますが少し聞かせて下さい!
今色々な理由があり猟友会に入れていません。
先輩さんはどのように独立したのですか?
猟友会には入ってるけど一人で猟をしてるということですか?
小谷さんコメントありがとうございます。
先輩は猟友会には所属しているのですが、今までの狩猟グループを抜けたという事です。
独立した方法は、最初は同じ様に感じている2,3人で抜け、そこに新たに所持した若手が加わった感じです。
もちろん一人でも出猟はしますが、完全に一人ではなく新人の指導をしながら人数を少しずつ増やし、現在は6人位で活動しています。
猟友会に入らずとも、同じ様な境遇の人や所属しているが、気の合う人と出猟したりは出来ます。
複数人でやる狩猟も、色々勉強になって楽しいですよ(・∀・)
いきなり質問に回答していただきありがとうございます。いつも楽しく読ませてもらってます。今期は色々あり猟友会に入らずに狩猟をしたいのですがハンター保険は猟友会に入らなくても入れますか?ハンター保険に入る事が出来れば一人でも狩猟は出来るのですが何か方法はありますか?
小谷さんコメントありがとうございます。
僕は最初ほど猟友会に入った方がいいと思いますが、入らなくても狩猟をする方法はあります。
例えば第2の猟友会とも言える団体がハンター保険を請け負っています。ネットで検索すると出てきますが、僕は利用したことはありませんので詳しいことはわかりません。
次に、有名銃砲店の豊和精機さんが今年からプレミアムメンバー?という名目で募集してたようでした。
他にも個人的に保険会社と交渉して加入するという手があります。この場合3~5人位の団体加入を求められるようです。
いずれにしても、結構手間がかかります。
大変だと思いますが、狩猟はとても楽しいです。小谷さんも出来たらいいですね(・∀・)b
初めまして、突然失礼します。岡山県北で猟をしているzeroと申します。ぜひおにおにさんとお話ししたいのですが、良かったらメールを頂けませんでしょうか。宜しくお願いします。
zeroさんはじめまして!
メールしますね(・∀・)