鳥類の中では最高に美味いのはキジだと思います。（暫定）
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こんにちは。
土曜の朝電話がかかってきました。
ヘタレやまんちゅさん「キジ獲れたけどいる？」
( ･`ω･´)「も…もちろんです！！」
この方エアライフルでの、キジ撃ちのハンターです。
エアライフルでのキジ撃ちはエアライフルの教科書にある様に「ホークアイ」と呼ばれるような目が無ければできない猟法です。
僕の先輩猟師曰く「鍛えればある程度は見えるようになるけど、すごい人は僕の倍は見つける。」だそうで、遠くにいるキジをいち早く発見する目がとても重要になってきます。
・キジの流し猟
食べ物は豆や種なども食べるが蜘蛛や昆虫なども食べます。
食べのモノを探す目的や日向ぼっこなどで茂みと田んぼの境界などに見られます。
その為、流し猟ではキジが居そうなポイントを車で巡っていき中央ではなく境界に注目しながらキジを探していきます。
車からだとハッキリとキジの姿が見えるというよりもシルエットを探して走らせるといった感じになるようです。
散弾銃の場合はキジが気付いて藪に逃げ込んだ場所で進んでは止まってを繰り返します。
キジは歩いているものが止まると見つかったと勘違いをするため飛んで逃げようとするので、そこを撃ち落とします。
エアライフルの場合は気づかれない様に遠くから狙いを定め撃つといった感じです。
キジには住みやすい環境というものがあるようで、そこで今年キジを仕留めても来年には別のキジがソコを住処にするようです。
1度キジが付きやすい場所を見つけたら毎年狩りが出来る最高のポジションかもしれません。
不思議なものでキジは雨の日に出会いやすいと言われています。
これはキジが普段隠れている藪から出て来るからなのですが、「キジは羽が濡れるのを嫌うから」だとか「天敵が動いてないから大胆に動ける」とか色々な説がありますが、実際は分かっていないらしいです。
・キジを頂きました
前回の記事を見て僕がキジが好きだったことを覚えていてくれたようで、キジを頂けることになりました。
前回の狩猟では写真を撮る余裕が無かったので、今回は中々お目にかかれないであろうキジの写真をいっぱい撮りましたｗ
かなり大きく、尾羽根を入れなくともカモの2倍位あった様に思えます。
羽を広げるとすごい大きさです。
足はカモとは全く違い、鋭い鉤爪があります。
触るととても痛く、血が出るほどに鋭利です。
尾羽根はとても長く美しい。
これをキーホルダーにしている方もおられますね。
いや～綺麗だなぁ。
上から見るとこんな感じ。
羽のそれぞれの模様がとても綺麗です。
おなか側はエメラルドグリーンとでも言いましょうか、とても鮮やかな緑色をしています。
どこから見ても本当に美しい鳥です。
余談ですが、これほどまでに美しいキジ、日本の国鳥と呼ばれています。
よく国鳥はトキじゃない？と言われますが国鳥はキジです。
それなのに狩猟してもいいの？ってよく言われます。
これは国鳥が決まった経緯にあります。
国鳥は1974年に日本鳥学会が任命しました。この時に色々な候補が合ったようなのですが、
・1年中見ることが出来る日本の留鳥
・目にする機会が多い
・美しく勇敢
・メスは母性が強い
・古くから親しまれている
この中の、古くから親しまれているの部分に「狩猟でも親しまれている」という意味もあるようで、国鳥だけど狩猟はOKになったというわけ。
・捌いてみると身はピンク
※キジのお肉
※マガモのお肉
上の画像は去年僕がエアライフルで獲ったマガモの肉ですが、肉の色がぜんぜん違うのが分かると思います。
味も見た目通りはカモはややレバーっぽい感じです。
血の味と言いましょうか？カモの風味もしっかり感じる事が出来るお肉です。
キジのお肉はと言うとクセはまったくなく、すいすいと食べることが出来るとても上品な味です。
しかし、噛めば噛むほどに甘みが口の中に広がって行きますので、物足りないという事は全く無くありません。
僕が好きなのは胸肉とササミの部分でこの2つはしゃぶしゃぶにして頂きました。
キジのガラからとった出汁に昆布と顆粒ダシを加え野菜をぶっこんで食べました。
これが最高に美味い！
もも肉はそのまま鍋に入れましたが、高級な地鶏を食べているみたいに弾力があり、これも噛むほどに肉汁と旨味が口いっぱいに広がります。
ジビエを全く食べない僕の奥さんもキジだけは「食べてみようかな？」からの即「うまっ！」を頂きました！
他にもすき焼きでも美味しいらしいですよ。
こんな美味しい鳥に出会えるなん、狩猟を初めて良かったと思える瞬間でした。
プレゼントして頂いたヘタレやまんちゅさんありがとうございました！
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