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ヌートリアの味はどうなの?食べてみました!

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ヌートリア食べてみましたので感想を書きます!
・・・

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こんにちは。
前回ヌートリアを狩猟しました。友人が食べてみたいと言うので冷凍庫で凍っていたヌートリアでしたが、ついに食べる機会が出来ました。
この日の為に色々準備していたので「カルカモ・キジバト・ヌートリア・カラス・スズメ」と言った豪華ラインナップ!
集まった3人共本格的にやり始めたのは今年から、食べたこと無い食材(キワモノ?)ばかりです。
不安と期待が入り交じる中のジビエパーティの開催となりました(゚A゚;)ゴクリ



・ヌートリア


ネズミ目(齧歯目)ヌートリア科に属する(以前はカプロミス科に分類されていた)哺乳類の一種。別名は沼狸。南アメリカ原産。日本には本来分布していない外来種で、特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律では指定第一次指定種に分類されている。
日本では、沼狸(しょうり、ぬまたぬき)、海狸鼠(かいりねずみ)、洋溝鼠(ようどぶねずみ)、舶来溝鼠(はくらいどぶねずみ)などとも呼んだ。
生肉にはタンパク質20-21%、脂肪4-10%が含まれている。中国、特に広東省や広西チワン族自治区の広東料理では、「野味」と呼ばれる各種野生動物の料理(ジビエ)が珍重されており、ヌートリアも省区内や江西省などで飼育されたものであるが、食用にされている。料理店では「鼠」という字を避け、「海龍」と呼ばれる場合がある。炒め物や揚げ物にする例が多い。1965年ごろ、広州動物園の中で経営されていた鶯園という野味料理店では、酢豚を応用した「糖醋海狸鼠」という料理が出されており、イノシシに似た食味であったという。
世界の侵略的外来種ワースト100、日本の侵略的外来種ワースト100に選定されている。

(Wikipediaより)


サクッとWikipediaで調べてみましたが・・・。
こんだけネズミ・鼠って書いてあると…なんだか食欲がなくなりますね。
ぬまたぬきは良いとして、洋ドブネズミこの呼び方は完全にアウト
中国人も鼠の文字は嫌厭して海龍…ムダに格好いい。
それでもよく食べられていると言うことは美味しいって事ですよね?
しかもWikipediaにイノシシのに似た食味と書いてある。これは期待が持てる!!!

不安と期待を胸いっぱいに秘め解体をしてみました。

・ヌートリアを捌くぞ

エアライフルで獲ったヌートリアの個体。
かなり小さい子供のオスです。
腹を開け内蔵を取り出し皮をはいで冷凍していました。

解凍しました。
こう見るとイノシシやシカなどの四足の獲物に見えてきます。
脂はあまりない?のかな?

バラしました。
肋骨も丁寧に取り除きカルビの部分と前足と後ろ足の部分です。
個体が小さいので少ししか取れませんでした。
左の黒い肉は弾が当たった場所をトリミングしたカモの胸肉です。
比べてみるとヌートリアはカモに比べ肉がピンク色でとても美味しそう。
身も柔らかくプルプルとした弾力を持っていました。
友人と「あれ?美味そうだな?」と顔を見合わせました。

友人と協力してすべてバラしました。
他の鳥と比べてみてもヌートリアのお肉はピンクでプルプルしています。
触ってみるとカラスが1番硬かったです。
カラスは2羽分で1つは皮を剥いてもう1つは皮を剥かないで処理をしました。
スズメは今回は叩かずにクチバシだけ落としています。
片方は焼肉のタレにつけてもう片方は塩コショウで食べてみようと思います。
キジバトは元々大きい鳥ではないで、可食部もかなり少ないですね。
もも肉なんて食べるとこないくらいです。

左下のは弾が当たってしまったりして血合いになっている部分です。
わが家の犬のハル君にプレゼント♪
余談ですがハルは僕が狩りに出かけたと分かると朝食を食べずに待つようになりました。
獲って帰ると全力でお出迎えをしてくれますが、何も成果がないとガッカリと肩を落とします。
わが家で1番僕の猟果を待ってくれているのは彼ですので、僕もやる気が出ます。
焼いたり湯がいたりして彼に上げています。
火を通そうとカモやカラスをレンジでチンをすると部屋中にとんでもない異臭が広がりますのでやってはいけません!
僕は何度も苦しみました!いいか?絶対やるなよ!

・最初はカモを食べてみよう

実のところ僕はカモの味が苦手です。

狩猟をやる前お店で食べた鴨鍋が美味しくて「自分で獲ったマガモは更に美味しいのでは?」と思った記憶があります。
しかし、実際に食べてみると理想の味には遠く及びませんでした。
理由は色々あります。

1つカモ肉としての限界
お店で鴨鍋として提供しているお肉は合鴨なんです。
カモとアヒルをかけ合わせて現代人の舌に合うようにしてあります。
野生の鴨は人間の舌の都合なんて知ったこっちゃないんで結構カモ独特の臭みがあります。
噛めば噛むほど僕はカモだよ!!って強烈に主張してきます。
これが好きな人も多いのですが、僕は苦手なんです。

2つ処理が悪い
素早い腸抜きや血抜き、冷却、他にも熟成など色々な方法があります。
僕の今やっている方法が間違えているせいかも知れません。
お肉を食べる前の下処理も問題かと思います。
去年牛乳につけたら結構美味しく食べれた記憶があります。

3つ料理の仕方が悪い

これが1番の原因かもしれません。
僕は普段料理を全くしないので調理方法が全く分かりません。
色々な調理法やソースなどを勉強することで美味しく食べれるのかもしれません。
燻製が良いと聞いたことがありますのでやってみたいなとは思っています。
プロの料理人の技術は本当にすごい。

経験上カモ臭は胸肉に多くて、もも肉は普通に食べれる事ができました。
なので、胸肉はバター醤油で低温でじっくり焼き、もも肉は塩コショウで頂きました。

画像右のまだ焼けていない肉はカラスです。
筋肉隆々でアスリートの様な肉体です。すごいぞカラス。
味は次回紹介します!

不味かったらどうしようと日和ってウインナーも焼いています(´・ω・`)

カモのもも肉は美味しく頂くことが出来ました。
胸肉はバター醤油のお陰で結構食べれます。しかし、噛めば噛むほど奥の方からカモのニオイがこんにちはしてきて沢山は食べれませんでした(´・ω・`)
バター醤油・・・!すごいポテンシャルを秘めているがカモの勝ち…。
お肉は柔らかく、とても上手に出来たと思いますがあまり食べれなかったので、やっぱり僕がカモの味が苦手なんだと思います。



・今回のメイン食材ヌートリアを食べてみよう

さあやって来ました。
今日のメイン食材洋ドブネズミヌートリア」君です!

先程も載せましたが、身がピンクでとても柔らかく美味しそうです。
Wikipediaにもイノシシの様な味わいと書いてあったので期待が膨らみます。

素材の味を味わってみようとカルビを塩コショウで焼いてみました。
焼いている最中のニオイも特に無く普通の焼肉をしているよう。

美味そうなニオイをさせやがる。

ネズミのクセに…ネズミ…ドブネズミかぁ…。

いやいや…これは肉…美味しいお肉…。

・・・さて・・・食べてみるか・・・!

・・・

めっちゃうまい!

肉も柔らかく、臭みもなく本当に美味しかったです。
淡白な味ですが甘みもあるお肉です。
もも肉も柔らかくすごく美味しい!友人も美味しさにビックリしていました!
しっかり噛むと奥の頬に抹茶?草っぽい味が少しありますね。

Wikipediaにあったイノシシ風ってのは全く違いました。
イノシシは脂が甘くシャキシャキとした歯ごたえと、肉もしっかりとした味わいがあります。
ヌートリアは分かりやすく言えばカエルに近く淡白なジャンルのお肉でした。

小さい個体だったからでしょうか?
成体ではこの草っぽさが多いのでしょうか?
臭みもなく、柔らかくとても美味しいお肉に出会えました。
カモよりもヌートリアを狙って出猟しても良いレベルで美味しかった。
色々な意見がありますが、自分で食べてみないと分からないものですね(*´ω`*)
とても良い経験になりました。
皆もヌートリア食べてみてね~(・∀・)

つづき→「カラスの味はどうなの?食べてみました!


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