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カラスの味はどうなの?食べてみました。

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今度はハシボソガラス&キジバトを食べてみました。
※大前提として僕はカモの風味が苦手です。そんな猟師のへっぽこレビュー。
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こんにちは。
前回はヌートリアを食べてみて意外に美味しいと分かりました。

今回は一緒に冷凍保存していたハシボソガラスとキジバトを食べてみましょう。

参考カテゴリー:◯◯の味はどうなの?シリーズ


・カラス


 カラス(烏、鴉、鵶、雅)は、鳥類カラス科の1グループ。カラス属]または近縁な数属を含む。

多くは全身が黒く、黒い鳥の代表とみなされ、諺などではよく白いサギと対比させられる。ただし、実際は、白黒2色のコクマルガラス、暗褐色に白斑のホシガラスなどもおり、必ずしも真っ黒のものだけではない。
日本で日常的に見られるカラス属のカラスは、留鳥のハシブトガラスとハシボソガラスの2種である。
雑食性で生ゴミや動物の死骸をついばんでいるところがよく目撃される。都市部では食物を得るためにごみ集積所を荒らすという行動や、農耕地では農作物を食害するという行動が問題となっている。その他にも昆虫類、小動物(小型哺乳類、鳥類の卵や雛、爬虫類、両生類、ザリガニなど多数)果実、種子、動物の糞なども食べる。ハシブトガラス動物食傾向ハシボソガラス植物食傾向が強い。獲得した食物を物陰に隠し、後で食べるという貯食行動も行う。大型鳥類ということもあり、都市部では、最も馴染みのある鳥類であるドバトを捕食する場面も稀に確認される。
<食肉>
カラスの肉は食用には適さないと考えられがちだが、中には食用にする地域・文化もあり、鯨肉などに近い味という意見もある。
2003年の報道によると、帯広畜産大学畜産科学科関川三男助教授らのグループが、カラスの食用化を探る研究を進めている。研究は、将来の食糧難対策と、有害鳥獣として処分されるカラスの有効活用にメドをつけるのが目的。カラスの胸肉は、鯨肉にも豊富に含まれるミオグロビンと呼ばれる色素が多く、赤みが強いのが特徴。食感や味は鶏の胸肉に似ており、学生に食べさせたところ、評判も上々だったという。また、関川の報告によると、カラスの肉に残留した重金属や農薬などもなく、微生物検査においても問題がなかったために、食肉としての安全性も認められるとされている。その他に、カラスの肉は鶏肉と比較して鉄分が高いことが分かっている。
ハシボソガラスの肉に関しては調理に創意工夫を重ね、近年ではフランス料理などにも登場している。味は想像以上に美味であるとのこと。茨城県の一部地域では太平洋戦争が終わったあたりからカラスの胸肉を生食(刺し身)してきた経緯があり現在でも存続、特産品に推す声もある。但し、生食による食中毒のリスクは不明。
山賊ダイアリー リアル猟師奮闘記では作者が実際に狩猟を行ったカラスを食用としている。焼き鳥なども試したが、硬いのでカレーなどの煮込み料理に合うとのこと。ただ、同僚のマサムネからは不評だった。(Wikipediaより)


前回のヌートリアよりはまともな事が書いてありますね。
特にハシボソガラスは植物食傾向で、フランス料理にも使用されているとか。
今回のカラスもハシボソガラスなので期待が持てます。
クジラ肉を食べたことが無いので分かりませんが、ここまで良い事が書いてるなんてヌートリアとの格差に困惑しています。あっちは洋ドブネズミですからね…。
それでも猟師の中でも嫌われているのはゴミを漁るイメージや黒一色のその見た目の不気味さからでしょうか?
狩猟鳥獣だし、しっかり「食べることが出来る」と書いてあるから僕は食べますけどね!

・まずはキジバトとカラスをお肉に!

これがキジバトのお肉です。
身体が小さいと言うこともありとれるお肉の量がかなり少ないです。
お肉の色はカモと同じような赤みがかかった感じですね。

何と言ってもキジバトは毛をむしる作業はとても簡単!
撫でるだけで毛がすーっと抜けていきます。
1番簡単に毛ムシリが出来る狩猟鳥獣かもしれません。こりゃ楽だぜ!

カラスのお肉。
これは2羽分で、半分が皮を剥いだ状態のものと、皮を剥いでいない状態のものです。
カラスは皮が臭いと聞いたことがあるので両方食べてみようとやってみました。
お肉の色は先程のキジバトと同様に赤みがかったお肉ですね。
お肉は筋肉の塊の様な感じで触るとすごく弾力があります。

毛をむしるのはかなり大変で結構な力がいりました。
楽な順でいくと キジバト>カモ>>カラス≒キジ(キジは身が弱くて大変)

色々な種類が食べれるのがハンターの良いところですね。
比べるとお肉の種類で見た目にも全然違いますね。
こりゃ食べるのも楽しみだぜ( ・`ω・´)!

・早速カラスを食べるぞ!

最初は皮付きのカラスを塩コショウで焼いてみます。
お肉はもも肉ですが、すごい筋肉だと言うことがわかると思います。
しっかり焼いて…よーし!

・・・


く っ そ 固 い
眉間にしわを寄せながら両手で肉を掴み思いっきり噛んでも骨と肉の間は噛み切れない位に固いです。
味は最初にゴミみたいなニオイ一瞬するんですが、それ以外は普通に美味しく食べることが出来ます。
お肉はむしろカモよりも食べやすい部類に入ると思いました。
次に皮を剥いだ個体を食べてみました。

筋肉の塊に見えて焼いていると脂がフツフツと滴り落ちてきます。
筋肉の中に結構脂があるようでした。

これは美味しい
硬さはそのままくっそ固いんですが、味は悪くありません。
ゴミっぽいニオイも全くありませんでした。やはり皮から臭うのかな?
皮を剥ぐなら毛のむしる作業も楽ですしこれは良い食材かもしれませんよ。

ただ、胸肉は若干臭みがあるような…。
カモと比べると僕の好みはカラスもも肉>カモもも肉>カラス胸肉>カモ胸肉でした。


・キジバトはどうだ?


見た目は小さいカモですね。
去年食べたコガモはとても美味しかったので、そんな感じかな?

もも肉は肉があまりないので、骨をしゃぶる感じで頂きます!

いただきますー!

柔 ら か い の だ!!
さっきカラスを食べたからでしょうか?ものすごい柔らかいお肉です。
もも肉もしゃぶると美味しいです。
胸肉もすごく柔らかいんですが、やっぱりカモっぽい血?みたいなクセはありましたね。
僕は少し苦手な部類のお肉でしたが、友人はヌートリアに続き2番目に美味い!と興奮していました。

・総評


一般的にと言うか…猟師の間でもゲテモノ扱いされている狩猟鳥獣を食べてみました。
どれもとても食べれないという事はなく、塩焼きで美味しく頂くことが出来ました。

今回は特に書いていませんが、スズメも美味しかったですよ。
スズメはタレにつけてから焼いて、もう1度つけて焼いてから最後に卵の黄身を絡めて食べるのがオススメです。前回は包丁で骨をたたきましたが、叩かなくてもパリパリと食べることが出来ますよ。
スズメのお肉が美味しいって言うより、食感とタレの味が楽しい食材なので万人向けだと思います。脳のトロッと感が良いんですが、苦手な人は頭を外しましょう。

ヌートリアやカラスなど一般的に農作物被害&ビジュアルで気持ち悪がられている厄介者ですが、食べてみると、とても美味しいと分かりました。
今回僕達のやった検証はただの塩焼きでしたが、ヌートリアやカラスもそれに適した調理法をすることで野生にお肉に抵抗がある人でも「美味しい!」ってレベルになると思います。
いつの日かご家庭の食卓テーブルに並ぶ事も来るのかも・・・?

『今回のジビエパーティランキング』

へっぽこサラリーマン

ヌートリア>>スズメ>キジバトもも>カラスもも>カルガモもも>カラス胸>ハト胸>カルガモ胸

友人A

ヌートリア>>キジバト>カラス=カルガモ>スズメ

友人B

ヌートリア>スズメ>カルガモ=キジバト≧カラス>>>>>カワウ(死

ヌートリア編はこちら!

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