こんにちは。
僕がハンターを始めた理由は、自分で獲って食べてみたいという気持ちからでした。
僕は食事を大切に思っていてます。お酒を飲みながらお肉を食べるなんて最高ですよ。
食べたことのないお肉・・・猟師しか食べれないお肉・・・激レア部位などワクワクしませんか?
ネットには情報が沢山あるけど、好みの味かどうかは本人しか分からない!
って訳で今回の食材は「アナグマ」です!
久々の〇〇の味はどうなの?シリーズの開始~!
アナグマ
ニホンアナグマ(Meles anakuma)は、食肉目イタチ科アナグマ属に分類される食肉類。
Wikipediaより
指は前肢、後肢ともに5本あり、親指はほかの4本の指から離れていて、爪は鋭い。体型はずんぐりしている。 食性はタヌキとほとんど同じである。特にミミズやコガネムシの幼虫を好み、土を掘り出して食べる。 巣穴は自分で掘る。 ため糞をする習性があるが、タヌキのような大規模なものではなく、規模は小さい。 本種は擬死(狸寝入り)をし、薄目を開けて動かずにいる。
古来から日本ではタヌキ、ハクビシンなどとともにムジナ(貉、狢)と呼ぶ。
足が短くてずんぐりとしていて可愛いですね。
こいつもビックリすると狸寝入りをする習性があるようで、以前Twitterで動画を見せてもらい驚いた事があります。
タイトルにムジナと書きましたが、たぬき・ハクビシンもムジナと呼ぶ場合もあるようですね。
ネットでの評判はかなり高く「アナグマは美味い」と色々なサイトで書いてあります。
地元の猟師に聞いても「アナグマは美味い」と口を揃えて言われます。
そんな噂をずーっと聞かされていたので、いつかはアナグマを食べてみたいと思っていたのですが、なかなか出会えませんでした。
それもそのはず、アナグマは冬眠をします。
暖かい地域では冬眠をしないらしいのですが、山陰地方は寒いので12月くらいには基本的にもう出会えません。
猟期は11月の15日からですから実質半月しかチャンスが無いことになります。
そんな山陰地方ではなかなか出会えない激レア食材アナグマ。
どうしたって?
もちろん自分の力ではありません・・・。
譲っていただきました(´;ω;`)ありがとう、ありがとう。
アナグマのお肉
譲っていただいた方は、前回の記事でホシハジロあげた方。
おじさん、来年もホシハジロ沢山獲るように頑張るよ(´;ω;`)
僕死んだん?
「おにおにさん用の肉」じゃないからすごく違和感があります。
用がないだけでこんだけやべー感じになるとは。他意はないと信じたい(´;ω;`)
ホシハジロの量が足りなかったで怒っているのでしょうか?
開けてみるとこんな感じ。
半分以上が脂って感じですね。
個体によっては全く脂がない個体もいるそうで、今回は脂が乗っているって事はしっかりと栄養を蓄えた良い個体なのでしょう。
スライスしてみました。
真っ白な脂身が美味しそうです。
脂身はイノシシのようにぎっちり詰まっているという感じではなく、丸い集合体の用な感じでとてもフワフワとした感じ。特に表面がふわっとしています。
食感や味が気になります。
へっぽこ料理開始
ジビエは個体差や独特の風味など色々な特徴がありますので、それぞれに適した料理方法があるんでしょう。
でも、僕はお肉の味を知りたいので今回も塩コショウでいただきたいと思います!
って難しい調理法はわからん!ってのが本音ですw
焼き肉では定番の炭火焼きで頂いたあと、脂が美味しいらしいので鉄板焼でも頂きます。
ジビエを食べる時の保険として日和った僕は、牛肉も用意しました(;・∀・)
さー準備万端だぜ!?
火がやべえ
編みに乗せて少し立つとバチバチと音を立てながら脂が落ちていきます。
当然火柱が立ちました。
トンテキを焼いた時くらい位燃えます。ひょぇ~。
焼けました!
ちょっと焦げた気がしますが、いいのです!
さあ!!!
ハンター4年目にして念願のアナグマ!!!
その味は(*´﹃`*)!!?
いざ実食
今回は、どこを見ても良い評判しか聞かなかったアナグマです。
キンタマの時とは違い口に運ぶのに抵抗はありません。
さぁ!いただこうか!?
・・・うm
・・・あっま!!!!!!!
めっちゃくちゃ甘い。
なんと言ったらいいのか…これは完全にアナグマの甘さとしか表現できないんだけど、すっげー甘い。
臭いとかではないんだけど、甘い。すっごい甘い。
今までで体験したことのない甘さ。
イノシシの脂身はシャキっとしていて噛みごたえがある。しかし、アナグマの脂身は柔らかくすぐに口の中で溶けてしまう。
それがめっちゃめちゃ甘い。
1切れ目は美味しかったんだけど、3切れ目くらいで苦しくなってきた。
口の中から喉の奥までアナグマの甘さで包み込まれます。
うっぷ
しかし、それは脂が上質だと言うことでは?
そう思い鉄板で焼いてみる。
ネギを適当な大きさに切って立てておくと、ネギが脂を吸ってくれて美味い。
イノシシの時は定番となっている好みのスタイルだ。
この状態でアナグマを2枚入れて焼いてみた。
さあどうだ!?
・・・
あんまぁああああああああ!!
脂が網から落ちないので、肉全体があの甘い脂でコーティングされ、ものすごい甘さになってしまった。
正直酒飲みにはキツイ甘さである。
ネギ。そうだ!ネギはどうだ?
ネギの苦味とアナグマの脂の甘さがちょうどよく相殺して最高の状態になっているのでは!!?
かつてこれほどネギに頼った事があっただろうか?
ネギ!頼むぞネギ!!!!
だぁああああ!!
あんまぁあああああい!
完全にネギが負けている。
ネギの苦味はどこに行った?アナグマの脂の圧勝である。
ネギのとろとろが全部アナグマに侵食されてやがる!!!
・・ネギ
・・・・こんなときに限って高級なネギ…
甘くてとろとろで美味いやつ・・・!
ざわざわ…。
せっかくのアナグマ料理だからって奮発したのが仇となった。
今じゃない!!
まとめ
アナグマを食べてみました。
僕の感想は「めっちゃ甘い肉」です。
でもそれは全く悪い意味ではなく、臭みがひどかったり、筋張っていて食べれないという事は全く無く、赤身は適度な歯ごたえがありとても美味しい部類のお肉だと思います。
僕はその独特な脂の味で沢山は食べれませんでしたが、1枚目はビックリするほど美味しいと感じました。
あの脂身の味が好きな人なら、本当に最高のお肉だったと思います。
正直4年間でハードルが上がりまくってたのもありますが、個人的にはクマのお肉やイノシシのお肉の方が好きでした。
僕の家は、料理の砂糖はほとんど使わないし、お菓子も食べませんしジュースなんかも飲みません。それくらい甘いのを欲していない人間なので特殊な意見なのかもしれません。
でも…酒飲みにはちょいキツイかな~?
人の感想は色々です。やっぱり自分で食べてみないと、わかりませんね。
今回の良い経験ができました。譲ってくださったNGS姫ありがとうございました!
<感想>
食べたことのない甘いお肉
美味しいが、多くは食べられない
↓ランキング参加。よろしければクリックお願いいたします。
にほんブログ村