教習射撃!実射・エアライフルと構え方の差に困惑…後編

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後編になります。
・・・

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こんにちは。

散弾銃所持へ向けて動いているへっぽこサラリーマンです。
前回は、教習射撃の服装や座学について書きました。
まだ見ていない方は前編から見て下さい。

・教習射撃の大きな減点項目

座学が終わり次は銃の分解組み立て→射撃試験となります。
そこで、大きく減点になる事について注意を受けました。

・安全確認をしない(撃つ前・撃った後)
・銃口を人に向ける
・構える前に引き金に指を入れる
・銃を落とす

これらの事をすると10点減点(?)だそうで、2回あると例えクレーをすべて割るようなすごい人でも失格です。
事前に事故のビデオで学んだように銃の取り扱いに不安があるような人に銃を持たせるわけにはいきませんものね。




・服装について

Twitterでは散々イジられましたが、当日の服装は以下の服装でOKでした。

・Tシャツ
・長ズボン
・動きやすい靴

射撃用ベストは射撃場に常備してあり貸してもらえました。
着てみて分かったのですが、射撃用ベストはあるととても便利です。
右のポケットが凄く大きくて弾を25発簡単に入ります。普通の服のポケットでは入らないですね。
あと、右の銃床が当たる部分にサポート(?)の様なものがあり、滑り・衝撃防止になっているようでした。

帽子については着用が望ましいとの事でしたが、特に指導はありませんでした。

耳栓はイアマフの様なものではなく、耳に突っ込むスポンジみたいなものを貰えました。
以上を準備して事務所を後にしました。

・銃の分解結合

ここの射撃場には貸出用の散弾銃は置いてない様で銃砲店の店長が銃を持って待っていました。
確認した訳ではないのですが、多分ミロクの上下2連式の散弾銃でした。
弾は12番です。銃の機関部には細やかな彫刻が施されている古いけど、とても綺麗な銃でした。
分解・結合は狩猟免許の講習会や試験でもやっていたのですが、もう1度しっかり勉強します。
最初に試験官が一連の動作をやって見せてくれます。
その次は自分の番です。持ってみるとその重さにびっくりしました。
銃ってほとんどが木みたいで、見た目軽そうだけど持つと重さにビビります。
「え…重っ」と思わずつぶやいた僕に「3.7キロ位だよ」。
僕のレインストームは3.2キロなのですが0.5キロ違うだけでこんなに違うものかと思いました。

(参考:レインストーム5つの変更点)

分解結合?舐めて貰っちゃー困ります!
僕は去年勉強したばかりですよ?しかも合格してるんですよ?楽勝に決まってます!

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・・・と言いたいところですが、講習会で教わっていない銃のガタの確認がここでも抜けてしまい軽く注意を受けます…。
あの講習のジジイ…(・∀・♯)


そして本番「じゃあやってみて」と実際に一人で分解から結合までやっていきます。

確認も忘れずにしっかり行い、そして合格。「うん、いいね

・銃の構え方がぜんぜん違う

次は射撃場の撃つ場所(射台)に立ち構え方を教わります。

エアライフルの構え方

FugasasallSizeRender (1)※エアライフルの教科書より
・足は肩幅~やや大きく開き体を安定させる
・横向きに構える
・獲物に対して左右の足がまっすぐ
・銃床を肩にあてる

散弾銃の構え方

FullSizffeRender (1)※ガンシューティングより
・足1個分~肩幅程度に開く
・獲物に対して体が開いている体制
・射台に対して足が45度程度に
・銃床を肩よりも内側、胸くらいのイメージで支える

なぜこの様な構え方の差が出来るのかというと、エアライフルは動いていない獲物を狙います
池に浮かんでいるカモや木にとまっているヒヨドリなどです。

散弾銃の場合は動いている獲物も撃ちます
飛んでいるカモや走っているイノシシ・シカなどです。

その為、エアライフルの様な足の位置だと左に獲物が移動した場合素早く撃てないからです。
動いている獲物を狙うのかそうでないかで、足の位置が違うのです。

また、肩当ての位置ですが僕の構え方だと「外側に当てすぎだ」と言われました。
エアライフルは衝撃がほとんどないので肩の外側でも良いのですが、散弾銃の場合は衝撃があるのでしっかりと受け止めれるように肩と胸の中間くらいに当てるように言われました。
更に外側に肩付けすると構えたときにどうしても頭が右に傾いているのも指摘されました。
スコープを覗く癖がついているようです。まっすぐ両目で前を見るようにしましょう。
理想は「子供を抱え込むように!」だそうです!


・いよいよ初めての発砲

構え方の基本を教わり、空砲時の対応も学びました。まだ構え方が完璧ではないですが実射へ向かいます。

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教習射撃はトラップで行いました。

25発中2発当てれば合格だそうです。
上下2連式の散弾銃は弾が2発装填できますが教習射撃では1発で行います。
まずは、練習からです。
12番の弾を25発ポケットに入れて銃を持ち射台へ向かいます。

射台に入り、安全確認。
弾を下に1発だけ入れます。
銃床を腰で支え銃口を上に向けるように閉めます。
構えて…「はい!」
ものすごいスピードでクレーが飛び出します。
あれか!と急いで撃ちます!

バーーーーーン!!!

ぐっは!エアライフルとは違い結構な衝撃ッ!
その後に火薬の匂いがします。

肝心のクレーはすぅーっと山の中へ消えていきました。
その後銃を折り、空薬莢を後方へ飛ばし安全確認を行います。

はや!
衝撃!
匂い!
見えん!
気持ちいい!

色々な感情が一瞬のうちに湧き上がります。
「すごいっすね。」

様々なコメントが合ったのですが興奮して「すごい」しか出てきませんでした。
試験官も「ふふふ。そうだろう?」と一言。

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その後も25発撃つまで1番~5番まで各射台で5発ずつ撃ちました。
必死に撃ちましたが結果は25発中5発命中
散弾銃って広がるから簡単に当たると思ってましたが、全然そんなことはありませんでした。
凄く難しい…でも楽しい(・∀・)
普通の競技では曲がるクレーっと言うものがあるそうですが、今回はまっすぐだけだそう。
そんなん当たるんだろうか(´・ω・`)


・試験開始

75発の譲り受け許可を貰っていたのでもう1回練習があるのかな?と思っていたのですが「本番やるぞ」と言われました。

この辺りも各都道府県によって差があるようで2回練習の場所もあるようです。
この日は猛暑日で35度以上ありました。
初めて扱う散弾銃に緊張しっぱなしで左腕はパンパンだし、手に汗がすごい…。
このままでは汗で銃を落としかねません。少し休憩をお願いしました。
タオルで汗を拭いて水分を取って…いざ本番!

試験だと言うことで最初は緊張しました。
1番では全部スカ…。
2番でようやく1回当たります。
その後3番の最初でクレーに当てることができ、合格ラインをクリアしました。
これでホッとしてクレーが少し見えるようになりました。
ただし、取り扱いで落ちる可能性もありますので気は抜きません。
その後3番でも1回当たり、4番5番では2回づつ当たりました。

結果は25発中7発命中
取り扱いも減点なしで見事合格(・∀・)やったね!

・残りの弾25発の行方

残りの弾が25発ありますが、譲り受け許可の使用目的以外には使用できませんのでここで撃って帰りました。25発は不発などあった場合の予備だそうです。
今度は上下2連式の銃に弾を2発入れて撃ってみましょうとの事。
なんでも2の矢を撃てる射撃場は限られているとか…?もちろんやります!

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結果は14回中8発命中

✗印は2の矢で当たったことを示しています。/は一発で当てたものですね。
これを見ると僕は2の矢で多く当てているようです。
撃つのが早いのかしら(´・ω・`)?

その後は事務所に帰り教習射撃代金を30500円、弾代を3000円支払って教習終了証明書をもらいました。

この教習終了証明書を持って警察に行き銃砲店から譲渡承諾書などを貰いやっと申請になります。

・教習射撃を終えて

いや~無事合格出来ました。良かったです。

銃がとても重く感じたのはエアライフルと構え方が違うこと(左肘が浮く)や普段使わない筋肉を使っていたからかと思います。
それに加え緊張していて肩に力が入り放しでした。・・・ただ、僕はこの日すごく楽しかったです。
試験だってことを忘れてしまうほどでした。
教習代金も高いなぁ・・・と思っていたんですが、そんな事はなかった。
大満足です(・∀・)終わってしばらくたった今、もう撃ちたいですもん!

合格も嬉しいのですが、クレーを撃つのがこんなに楽しいと思わなかった。
その発見がまた嬉しい。
課題も色々見つかって、「今度はこうしたらどうだろう?」ってイメージが浮かんでしょうがないです。


すっごく楽しかったです(・∀・)楽しみが増えました!

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2 件のコメント

  • 緊張の中にも楽しさと余裕があったようでよかったですね。
    しかし…エアライフルの教科書にはそんな現実離れした立射の絵があるんですか? (ヾノ・∀・`)ナイナイ
    たしかに標的射撃ならそのように腰骨に肘を乗せるでしょうけどねぇ。┐(´д`)┌ヤレヤレ
    撃っているのは狩りガールですかね?邪魔くさいハンターベストを着ていないのはまあいいけど。(笑)
    いくら動かない状態でいるターゲットを狙うとしても、まず立射なんかしないでしょ、銃が重い上に地面だって平坦じゃないのでそれじゃわたしじゃ当たりません。
    あとは何を買うかでしょうね、実猟をメインにするのかクレーをやるのかでも違うでしょうし、性能よりも装飾にお金をかけたモデルなのか、新銃なのか中古なのか…etc。
    悩んでいるのが一番楽しくてウキウキしますね。(^肉^)v

  • トキハさんありがとうございます。
    そうです!立射のページにはこの撃ち方で載っています。僕もここは標的射撃の撃ち方だよなーと思いながら読んでいました。
    他にも座射や伏せ撃ちも載っていますので、実猟ではそっちですねw
    僕も立射では当たる気がしません(・_・;)ちなみに山賊ダイアリーの最終巻で作者のオカモトさんは立射で100m先のハトを撃っていましたが本当でしょうか?w
    そうですね!悩んでる時期が1番楽しいと言いますよね!
    良い銃に出会えることにワクワクしています(`・ω・´)ゞ

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