【炎の体育会TV】加藤浩次さんが生放送でまさかの暴発。何が悪かったのか？【クレー射撃】

こんにちは。

へっぽこサラリーマンのおにおにです。

先日、炎の体育会TVという番組が放送されましたね。

クレー射撃の企画という事で見られた方も多いかと思います。
生放送って事で嫌な予感がしていましたが、まさかの銃の暴発が起こりました。

何が悪かったのか？

へっぽこサラリーマン目線で見ていこうと思います。

炎の体育会TV

2020年10月31日（土）19時～

TBS「炎の体育会TV」にてクレー射撃が特集されます。

▼バラエティ史上初！生放送で銃声が響く…ヒロミ＆加藤浩次が五輪種目クレー射撃対決ｖｓＷ杯日本代表

W杯日本代表の大前選手とヒロミさん＆加藤浩次さんというトラップ対決です。

生放送の都合か、射撃には珍しいナイターでの挑戦。
大前選手もあまり撃ったことがないのでは？もちろん僕はありません。

ヒロミさん＆加藤浩次さんのどちらかが大前選手よりも多く当てれたら勝ちというルールで始まりました。

問題の場面

それぞれが2射台ずつ撃つという変則ルール。

その2周目に暴発は起こりました。

銃を構えてコールする加藤浩次さん。しかし、クレーは出ませんでした。

コールしてもクレーが出ないことは、稀にあります。

そういう時は、銃を折ってもう一度構え直すか、そのままの姿勢で再度コールし直します。

加藤浩次さんは銃を折ってもう一度構え直すという選択をしました。

その時に・・・バン！

銃を折った瞬間に白い煙が上がり、銃は衝撃で後ろへと後退。
持っていた銃は離しませんでしたが、加藤浩次さんもビックリした表情。

幸いにも銃口の管理はちゃんとしていたので、大事には至りませんでした。
審判による注意となり番組は再開しました。

遅発ではないのか？

今回の件、遅発ではないのか？という意見もありました。

遅発とは、引き金を引いても弾が出ずに少し経ってから発射される現象です。

この原因は、発火のタイミングが遅れてしまう事です。
過去には「あれ？撃ったはずなのに弾が出ないな？」なんて銃口を覗き込んでその瞬間に発射されたという事故もあったそうです。

珍しいことではありますが、射撃をしている方なら誰もが一度は経験しているか、あまりしない方でも見たことがある位の確率では起こり得ます。

初心者講習でも「引き金を引いても弾が出ないときは、射撃姿勢を10秒間キープするように」と習います。また、その実技もあります。

では今回は遅発だったのか？

僕は違うと思います。

今回はクレーがそもそも出ていません。それなのに引き金は引きませんよね？

クレーは狙ってから撃つものですし、撃つような動作もなかったと思われます。

なので今回の件は遅発ではなかったと思います。

なぜ暴発は起こったのか？

それは「銃の扱いに問題があったから」です。

正確には、引き金へ指が行くのが早すぎるからです。

上の画像を見てください。

まだ射撃姿勢に入っていないのに、右手の人差指はすでに引き金へと伸びています。

他の画像でも確認することができます。

銃を折ってないのに、すでに指は引き金へ。

暴発がおきたシーンでもすでに引き金へ指が伸びています。

本来なら射撃姿勢に入り、コール直前に引き金へと指を伸ばすのが正しいやり方です。

初心者講習や経験者講習でこれをやるとほぼ失格です。直前の講習でも口を酸っぱくして言われる事です。

TVを見ているとずーっとこの姿勢だったので、癖になっているようですね。

前記したとおり加藤浩次さんは、クレーが出なかった際に構え直すという選択をしました。

構え直しをするのには、一旦銃を折る必要があります。

上下二連式の散弾銃というのはこの親指の部分にある金具を右にずらすことで、弾を取り出すことができるようになっています。

その時に、いつもの癖で引き金に指がかかったまま開閉レバーを操作したらどうなるでしょう？

親指を右にスライドさせてみてください。力を込めようと人差し指が逆方向へ動きますよね。

つまり、銃を折る動作と同時に引き金に触れていた指に力が入り暴発・・・という流れが出来上がります。

この動作を正しくやるためには、人差し指を引き金から外し、ぴーんと伸ばす。

もしくはグーで握り込んでから、開閉レバーを操作する。

などが、挙げられます。

まとめ

炎の体育会TVの生放送で起こった暴発を検証してみました。

ナイターであることや、指先の細かな部分であることもあって審判も指摘が難しかったのかもしれませんが、引き金への操作は銃を扱う上でとても重要な部分です。

今回は銃口管理がしっかりしていたので大事には至りませんでした。

加藤浩次さんの周りには、凄腕のシューターや指導員がたくさんいると思います。今回の件を反省し、もう一度初心に帰って動作を見直すべきだと思います。

クレー射撃の人口を増やしたい・・・面白さを伝えたいと言ってたのに・・・。

もうクレー射撃の生放送はないかもしれませんね(´・ω・｀)僕も気をつけよう。

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