有害鳥獣駆除(指定管理鳥獣捕獲事業)でアマチュア無線が使えるようになったぞ!!一部注意も必要?【合法化】

こんにちは。

おにおに
へっぽこサラリーマンのおにおにです。

今回は、前回お伝えしていた『有害鳥獣駆除でアマチュア無線が使用できるようになるか!?総務省が肯定的な動きを見せる』の記事の続報になります。

記事の最後に「早ければ今年度中か、来年くらいかなー?」なんて予想していたおにおにですが、なんと令和3年3月10日に公布・施行されました。

素早い対応にビックリ仰天です。

その内容について見てみいきましょう。

有害鳥獣駆除でアマチュア無線が使用できるようになるか!?総務省が肯定的な動きを見せる

2021年2月16日

有害鳥獣駆除には使えなかった

今までの法律上の解釈では、狩猟には使えても有害鳥獣駆除にはアマチュア無線は使用できませんでした。

それは、電波法に金銭上の利益のためではなく、無線技術に対する個人的な興味により行う、自己訓練や技術的研究(同好の士と話したい、電波がどこまで飛ぶか試したい、という場合)のための無線通信である。という一文があるからです。

つまり、お金儲けしちゃダメですよーって書いてあります。

おにおに
狩猟→趣味なのでセーフ
おにおに
有害鳥獣駆除→報酬が発生しているのでアウト

ってのがこの業界の当たり前でした。

しかし、今回猟友会からの働きかけから有害鳥獣駆除活動が社会貢献活動と認められ、アマチュア無線の使用が許可されたのです!

その文書等は前回記事に書きましたので、合わせてご覧ください。

総務省の情報ソース

※画像クリックでリンク先へ移動

総務省の電波利用ホームページの中程にある『社会貢献活動について』という文章の中に書いてあります。

一般に、ボランティア活動をはじめとする不特定かつ多数のものの利益の増進に寄与することを目的とする活動をいいます。(特定非営利活動促進法(平成10年法律第7号)の「特定非営利活動」等)
なお、企業等の営利法人等の営利活動のためのアマチュア無線の使用は、認められておりません。また一般に、企業等の営利法人等の営利活動を通しての結果的な社会貢献は、本制度の社会貢献活動等には当たらず、アマチュア無線の使用は認められておりません。
(本制度の社会貢献活動等に該当する例)
(〇)当社は、社会貢献活動等として地域の清掃活動を行っており、当社の従業員が当該活動でアマチュア無線を使用する。
(〇)当町内会は、社会貢献活動等として地域の清掃活動を行っており、当町内会員が当該活動でアマチュア無線を使用する。
(注)アマチュア業務の範囲については、個々の案件ごとに、反復・継続性、営利性、組織的利用、通信内容などについて総合的に判断し、対応しております。

これだけ読むといまいちハッキリとわかりませんよね?

活動事業例の画像を見てみてください。

※画像クリックでリンク先へ移動。PDF注意。

どういう活動が「社会貢献活動」にあたるのかをイラストで表したページがあります。画像下の方を御覧ください。

ハッキリと「有害鳥獣駆除活動」と明記されています。

これで安心して有害鳥獣駆除にアマチュア無線が使用できますね(*´∀`)

さらに、この社会貢献活動は「指定管理鳥獣捕獲事業」にまで当てはめられます。それについては、猟友会のソースを御覧ください。

ただし、社会貢献活動を自称していたり、今までのように営利目的の運用は違反になりますのでお気をつけください。

猟友会のソース

※画像クリックでリンク先へ移動

こちらの大日本猟友会の日猟トピックスのページで確認が出来ます。

大型獣の「巻き狩り」などでは無線の使用が重要なポイントですが、これまでは冬季の登録狩猟にしか使用が認められていませんでした。
このため、本会では、ボランティアとしての性格が大きい「有害鳥獣捕獲」にも使用できるように、自民党鳥獣議連(会長:二階俊博幹事長)等を通じて長年要望してまいりましたが、この度、災害時のボランティア活動や消防団活動などの「社会貢献活動」にも使用が認められることになり、その一環で有害鳥獣捕獲にも使用できることになりました。
構成員が猟友会による指定管理鳥獣捕獲等事業に参加する場合も使用できます。
本件は、本会関係のみならず電波利用全般に関係する長年の課題であったと考えられますが、この度の総務省のご英断に敬意を表します。

このリンク先に総務省告示もありますので、合わせて御覧ください。

これによれば、指定管理鳥獣捕獲事業にもアマチュア無線が使用できると書いてあります。

しかし、気になるのは構成員が猟友会によるという一文です。

指定管理鳥獣捕獲事業は認定事業者なら、一般法人でも活動できます。

この一文をそのまま読めば「猟友会に所属していない一般法人の認定事業者は使用できない」…と取ることが出来ます。

上の総務省のソースでも書きましたが、営利目的の運用は今までどうりNG。
猟友会に所属していない一般法人の場合、利益目的と取られてアウトなんでしょうか?

猟友会的には自分たちの成果をアピールしたいので、こういう書き方になっているのか。それとも本当にアウトなのか。
うーん。このあたりは曖昧でわかりませんね。

僕は猟友会所属の認定事業者なので問題ないのですが、該当される方は確認しておいたほうが良さそうですね。

【狩猟・アマチュア無線】講習or一発試験どっちを選ぶ?

2018年5月10日

狩猟で使うオススメの無線機は?僕はこれを買った。

2019年4月16日

まとめ

アマチュア無線が有害鳥獣駆除(指定管理鳥獣捕獲事業)に使えるようになったよ!という報告でした。

いや~良かった良かった(*´∀`)

これで今年の認定事業からスマホを使わなくてすみます!!

それに、新人が入るたびにアマチュア無線を勧めるの心が痛かったんですよね。

安い買い物じゃないし、これからはデジタル簡易無線の時代かなーなんて。

でもこれでアマチュア無線を勧めることが出来ます(*´∀`)
僕はビビりまくってましたが、免許とるのも簡単ですからね~。

余談ですが、一部の方が待っている「狩りマップ」はバグが見つかったようでリリース延期になっています。
11月公開だった狩りマップですが、リリース予定日はまだ確認できません。

もうしばらくお待ち下さいm(_ _)m

猟友会やりますねー!!

以上!

へっぽこサラリーマンのおにおにでした(*´∀`)b

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ABOUTこの記事をかいた人

サラリーマンでも狩猟はできる! 2016年より第1種狩猟免許と罠免許を習得と同時にブログ開設。 空気銃のレインストームと散弾銃のBeretta A400で狩猟を楽しむ。 他の趣味は麻雀/ハースストーン/クラロワ/美味しいもの/酒