今年ももうすぐ猟期が始まりますね。
僕が狩猟を始めた時に、不安に思い狩猟用の服装を調べようと思ってもうまくいきませんでした。
web上に情報が少なかったということもありますが、狩猟時の服装を調べるときは「狩猟 服装」ではなく「猟装」と調べるとヒットしました。現時点では色々な情報があるかと思いますが、参考にしてみてください。
さて、今回は僕の装備紹介回です。
今シーズンから始める方…忘れ物はないですか(・∀・)?少しは参考になるかもです。
もくじ
装備一覧
・ハンティングベスト
・帽子
・剣鉈
・モーラナイフ
・銃カバー
・所持許可証
・狩猟者登録証
・手袋
・耳栓
・アウター(mont-bell アルパインサーマシェル パーカ)
・インナー(mont-bell ジオライン)
・スパイク長靴(マイティーブーツ)
・無線機
・その他
ハンティングベスト&帽子
僕が使っているのは上記の以前のモデル。
狩猟を始めた時にハイクさんのハンターあるある川柳で入賞して頂いたもの。
猟友会のベストでも良いのですが、専用に作られたハンティングベストがあると快適度が全然違う。
背中のポケットもありますし、ポケットには弾薬ホルダーがついている。
またこの弾薬ホルダーがあるポケットには防水加工がしてあったりと多機能。
以前の記事にも書きましたので、気になる方は見てみてね。(旧型のレビューになってます)
何よりも見た目が好きなんだよね~。テンション上がる。
帽子はAmazonで探した同じデザインのものを購入。
今はHUNT&さんもハンティング用の帽子があるのでそちらで揃えるのも格好いいだろう。
狩猟バッチは根本が折れやすいので縫い付けておこう。ポロリと落ちたら大変だ。
最近の話題ではAirTagのこのケースがバッチにミラクルフィットする様だ。
1つのタグで表裏使えるみたい。値段も400円位?めちゃめちゃ安いし、見た目もかわいいし、かなり良さそう。
来年から僕もこの形式にしようかな(・∀・)ニヤリ
剣鉈
剣鉈は必要か…論議もあると思うけど、僕は一応持ってる。ぶっちゃけあまり出番はない。
藪こぎや血抜きで使うって事なんだけど、藪こぎは手で掻き分けたほうが早いし、剣鉈を振り回すのは危ないと思う。
血抜きに関しては、ここまで大きなものじゃなくても動脈を切る事ができる。
鎖骨の上のあたりから心臓の付け根あたりに向けて5センチくらい入れれば血が吹き出す。
まぁ完全に絶命してて心臓から体外に向けて穴を開けたいってなら使うかな?でもそのパターンだと結局血が出てこないんだよな。
僕の使い方は、半矢でもがいてるシカを峰の部分で殴って気絶させるとか、先っぽだけ刺して血抜きをするとか位かな~。
鞘にはカモフラテープを巻いて持ちやすくした。さらにベルトに紐をでくくって横向きで腰に固定できるようにしてある。こうすることで、移動中もカタカタいわないしブラブラと足にあたってじゃまになることもない。剣鉈の位置も固定されるので抜きたい時にすぐにアクセスができる。
狩猟といえば剣鉈!格好いい!テンション上がる!ってのとお守りって意味が僕にとってが強いって装備。
あっ、雄鹿の頭をとる時にナタとして使った。
モーラナイフ
ナイフはモーラナイフを使っている。
丈夫だし、柄の部分は手に馴染みしっかりとグリップ。値段も2,000円程度と格安で買える。
狩猟で使うならステンレスがオススメ。錆びにくいし研ぐのも簡単。
カモの解体にもシカの解体にもこれ1本あればOK。
ただし、イノシシの解体となるとモーラナイフだけじゃ少し難しい。
脂がザクザクになってもいいなら良いけど、丁寧に解体しようと思うと皮剥用のナイフなんかあると良いと思う。
解体してると切れ味がかなり悪くなるのでシャープナーも持っておくと良いだろう。
銃カバー
(所持の態様についての制限)
4 第4条又は第6条の規定による許可を受けた者は、当該許可を受けた銃砲を携帯し、又は運搬する場合においては、第2項各号のいずれかに該当する場合を除き、当該銃砲におおいをかぶせ、又は当該銃砲を容器に入れなければならない
簡単に言えば、移動中は一見して銃とわからないようにカバーつけてねって事。
ガンソックスと言われるタイプやハードケースタイプがあるが、狩猟では上記の様なカバーを使うのが一般的。
ガンソックスだとスリングが使えなくて、銃を手に持って移動しなければならない。
ハードケースだといちいち猟場についてから組み立てる?車から猟場までは?なんて問題がある。
この銃カバーとスリングは必須だから買っておこう。銃砲店にも3,000円位であると思う。
BerettaA400に装備してないけど、このあとつけるよ!
所持許可証・登録証
他の何は忘れてもこれだけは忘れてはいけない。
所持許可と狩猟者登録証はまとめてジップロックなどに入れておこう。
こうしないと、とっさの雨や雨露でびちゃびちゃになって悲惨な事になる。
僕はハンティングベストの胸ポケットに入れっぱなしにしてる。
手袋
手袋は必須。
以前ハンター養成スクールで手袋を忘れて大変な目にあった。
軍手ではだめ。薄いものだと棘が刺さったり、寒かったりする。しかし、厚いものだと銃の扱いがいつもと違ったり、トリガーコントロールがうまくいかなかったり、歩いていると汗をかいて熱くなったりする。
自分に合ったものを選ぼう。
僕はワークマンの980円程度のもと200円程度のものを使ってる。
こだわれば色々あるみたいだけど、自分はこれくらいで十分かな?
噂では上記のおたふく手袋さんのが良いらしい。
サイズが合えば試してみたい装備だ。
耳栓
特にカモ撃ちでは必須。
耳がキーン!ってなります。将来難聴になりたくないならこれは装備しておきましょう。
まぁ…僕は滅多に撃たない巻狩なんかではつけてないんだよね…。良い子のみんなは装備すること。
耳を守りたい。でも獣の気配は感じたい。という方には上記の電子耳栓という選択肢もあります。
良いお値段がしますが、有名ハンターがオススメって言ってた。検索すれば出てくると思う。
僕は…うん。もう少し出世したら買おうかな(・∀・;)
アウター・インナー・パンツ
僕は、一大決心をしてmont-bellのアルパインサーマシェル パーカを買った。高かったけど…軽くて歩きやすくて風も全く通さないし、ゴアテックスで通気性もいいし雨も防げるしで最高。
ただ、そこまで良いものは必要ないと思う。アルパイン系で保温材なしでいい。
山を歩くと棘なんか刺さるし、汚れるから気になる人はもっと安いシェルやワークマンなんかで買っても良いと思う。
パンツも色々試しているけど、オークリーのランニング用がいい感じだった。
ワークマンのフィールドコアも良いんだけどくっつき虫がつくし、やや通気性が悪いんだよね。
この中で1番買ったほうが良いと思うのはインナー。
mont-bellのジオラインがすごくオススメ。スパーメリノウールなんかもあるけど、ジオラインで十分かな。
山を歩くと汗を掻く。冬山での汗は結構怖くて、その時は暑いんだけど直ぐに体温が奪われて寒くなる。
ジオラインは温かいのに汗を直ぐに乾かすのでその心配がかなり減る。
冬山を歩くならぜひ1度は試して頂きたい。ヒートテックは1番駄目だよ。
あと、下半身にもコンプレッション系のインナーを履くと山がかなり歩きやすくなる。
これも汗がすぐ乾くようなランニング系の商品がいいかなと思う。
スパイク長靴
僕のオススメはマイティーブーツ。
内側に防弾チョッキにも使用されているアラミド繊維ケブラーを使用。耐切創性、耐貫通性に優れている。
ゴムの構造も6重になっている。そして軽量を実現。
山を歩いていると、木や竹を踏んだりかすめたりする。
ホームセンターで売ってる普通の長靴だと平気で靴の裏から貫通してくる。
実際2年前に足に竹が突き刺さって病院に運ばれた方がいた。狩猟おいて足元はとても大切。
スパイクがついているので、ぬかるんだ場所もガンガン上がっていけるし滑落の防止にもなる。
この靴、長靴なのに不思議とムレないんだよね。
裏側はゴムとピンが相互にある構造なので、つるつるとした床で滑って転ぶ様なこともない。
足元を気にしなくても安心して歩くことができる。
しかし、やはりスパイク長靴。忍び猟の時や静かに動きたいときには向いてないと思う。どうしてもジャリ…という音が出てしまう。
スパイク長靴を選ぶならすごくオススメだけど、君がいる地域の山や、君がやりたい猟の方法によって選ぼう。
無線機
巻狩りやグループでのカモ撃ちでも使う無線機。
人によっては全く使わないものだろう。
これがあると、移動時の作戦会議や雑談。カモを飛ばせるタイミングなんかも合わせやすい。
すこし前に有害鳥獣駆除や指定管理鳥獣捕獲事業での使用も可能になったので、デジタル無線機勢が増えつつあったが、アマチュア無線機勢の勢いが回復した。
やっぱり猟友会はアマチュア無線が圧倒的に多いからな~。
参加しようと思っているグループの人に聞いてから、必要なら買おう。
その他
・ディスポの手袋
・ビニール袋(やや厚手たくさん)
・スコップ(埋めるよう)
・鴨キャッチャー(回収)
・ロープ(獲物引き出し・猟犬捕獲用)
・飲み物
・非常用携帯食
・救急セット
・GPS
この辺の装備は自分のやりたい猟によって選ぼう。
ビニール袋は思ったよりもたくさん必要になるので車に積んでおくと良いと思う。
手袋はビニールではなくニトリル系のものを選ぼう。
忘れがちなのはロープ。持ってない時に限って必要になる。
立間だからいらないって思っていても、猟犬を捕まえてくれ~なんて時にも使う。
ある程度の太さのものを用意しておくと良いと思う。
カモの回収方法は色々あって、ラジコンボートなんかもアリ。このへんを工夫するのも楽しい。
表面をサクッと切れる&直ぐに性能回復するメス刃カッターなんかもいい感じ。
スコップはキャプテンスタッグのコンパクトなやつを車に積んでる。
安い割に丈夫で良いものだった。
もしもの時のセットもあったら良いかなと思う。それで生死が分かれるかも。
まとめ
ハンター5年目の僕の狩猟時の装備でした。
これから始める方はここまで揃えなくても似たような感じで最低限で良いと思います。
今ならワークマンで一式揃えるのもあり!それでとりあえず1年、2年つかって破れたりしたらその時また考えるってのが良いかな?
足元だけは気をつけてくださいね。
所持許可証・登録証のジップロックと狩猟バッチ縫い付けは絶対やったほうが良いと思う!
マジでバッチの根本折れるからな!
色々考えて装備を整えるのも楽しいんだよね。
狩猟…銃も沼だし、装備も沼…。
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